Jリーグは24日、18年度の経営情報を開示した。3月決算のクラブ(柏レイソル、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田、Y.S.C.C.横浜)を除く50クラブの開示となっているが、
J1・J2・J3の合計事業規模は、前年成長率で約112.9%となる1100億円を突破することになった。

ヴィッセル神戸の躍進が大きな特徴としてみられた。17年度の開示で事業規模(営業収益)が2位に浮上していたが、18年度は44億2900万円増の96億6600万円を計上。
浦和が17年度に計上した79億7100万円を大きく上回るJリーグ史上最高額となった。2位は75億4900万円で浦和、3位は73億3000万円で鹿島が続いている。

これはMFアンドレス・イニエスタらスター選手の加入によるスポンサー収入の増加(28億5600万円)、入場料収入の増加(3億2600万円)と各クラブの追随を許さない成果をあげたことが要因。
ただし人件費も13億7300万円増の44億7700万円と記録的な数字を計上することになった。

一方で単年赤字となったクラブは、前年から4クラブ増。北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、清水エスパルス、サンフレッチェ広島、サガン鳥栖、FC町田ゼルビア、アルビレックス新潟、
レノファ山口FC、福島ユナイテッドFC、ザスパクサツ群馬、SC相模原、AC長野パルセイロ、カターレ富山、アスルクラロ沼津、ギラヴァンツ北九州、鹿児島ユナイテッドFC、FC琉球の17クラブとなった。

中でも新潟と山口は2期連続赤字。琉球は3期連続赤字となった。しかしこれまでクラブライセンスの交付に影響されていた3期連続赤字だが、18年から施行されている新ルールにより、財務基準には抵触しないと判断された。
現在は3期以上連続で赤字が発生したとしても、連続赤字の最終年度における期末純資産残高が当該年度の赤字額の絶対値を上回っている場合は、ライセンスの交付に影響しないという規定になっている。

■18年度純利益
▽J1
札幌(▲1億6500万円)
仙台(▲7300万円)
鹿島(+4億2600万円)
浦和(+3900万円)
柏(3月決算)
FC東京(+1億3400万円)
川崎F(+3億2200万円)
横浜FM(+200万円)
湘南(3月決算)
清水(▲2億5600万円)
磐田(3月決算)
名古屋(+1億2300万円)
G大阪(+2億5300万円)
C大阪(+200万円)
神戸(+10億5200万円)
広島(▲2億7700万円)
鳥栖(▲5億8100万円)
長崎(+3700万円)
J1合計(+10億3800万円)

5/24(金) 19:59配信 ゲキサカ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-43467379-gekisaka-socc

写真
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