>>157
もともと京都のヤクザで、松竹のケツモチから映画界に入った人なので、
ああいうアートフィルムがわかるわけない。
それでも、グランプリに気をよくして、その後は海外映画祭受けするような作品をたくさん撮らせて、
それが大映の重厚でシリアスなカラーになったが。
永田はそれも弁士もやっていたそうで、弁がたち、話が大きくてあだ名はラッパ。
林長二郎の東宝移籍で、松竹に頼まれて知り合いのヤクザに林の顔を斬らせた張本人が永田ラッパ。
林長二郎は長谷川一夫に改名して、東宝を辞めた後になんと永田社長の大映に入った。
大映倒産で永田が困窮した時は、長谷川は都心で経営していた大繁盛の料亭を売却して永田を支援。
この辺の関係は実に不可解。