彼女にとっては待望の第1子だが、IT夫には5番目の子。その辺りに“不安の芽”が隠されていそうだ。
先日、出産を発表したタレントの菊川怜(41)。喜びのウラでは気を揉まざるを得ない“事情”もあって……。

出身は東大工学部。知性派タレントの代表格だった菊川が、IT企業経営者と結婚し、
「とくダネ!」を降板したのは2年前のことだった。その後は、話題の「ハズキルーペ」CMに出演した以外、露出は控えめだった。

「早く子どもが欲しかったんです」

とは、テレビ局関係者。

「『とくダネ!』は月曜から金曜までの帯番組でしかも朝が早い。
これでは家族の時間もままならないので、番組を降り、その後も仕事をセーブしていました」

その甲斐あってのことで喜びもひとしおだろうが、

「異例の出産発表でした」

とは、さるスポーツ紙の芸能担当デスクである。

「発表は4月12日でしたが、産んだ日にちも、性別も非公表。最近はそういうタレントも増えましたけど、彼女の所属事務所のオスカーはオープンな事務所ですから逆に“極秘”対応が目立った。
そもそも菊川の場合、妊娠報道すらされていません。それだけ“保秘”を徹底していたことがわかる」

実際、本誌(「週刊新潮」)はこの1月、妊娠情報を耳にして事務所に取材をかけた。
が、この時も事務所は回答も連絡もなしという「逃げ」対応に終始していたのだ。

資産100億

折角の慶事にこれほどセンシティブになる理由……。

「ご主人の“過去”と無関係ではないでしょう」

とは、夫妻のさる知人。既に報じられているように、夫の穐田誉輝(あきたよしてる)氏は女性にだらしない。
バツイチで前妻との間に子はなかったものの、他方で3人の女性と交際し、計4人の子どもを産ませている。
にもかかわらず、いずれも入籍は果たさず。子は「婚外子」となっているのだ。

「出産がニュースになれば、過去も蒸し返される。そうならないよう、情報を限りなく抑えたのでは」(同)

加えて気になるのは、必ず起こりうる遺産相続。資産100億と言われる穐田氏だが、その相続権はまず菊川が2分の1を持つ。
しかし残り2分の1の分配となると、嫡出、非嫡出は関係なく計5人の子どもで平等に分けることに。
菊川の子の取り分は10分の1となってしまうのだ。

「一般論として言えば、婚外子が多数というのは揉めやすいケースです」

とは家事問題に詳しい、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士。

「法定通りに分けたとしても、婚外子にしてみれば“奥さんが財産を隠しているんじゃないか”と疑心暗鬼になるものですし、
仮にご主人が奥さんとその子どもだけに遺産を残したいと遺言を書いたとしても、婚外子は遺留分の請求訴訟を起こせます」

菊川の事務所に、発表に至る経緯を尋ねたものの回答はなし。しかし、今年本誌が報じたように、

「婚外子のうち1人について穐田さんは小学生になるまで認知をしなかった。それもあって母親から訴訟を起こされました」(先の知人)

と、揉め事のタネは尽きぬまま。東大を出ても、ハズキルーペをかけても、家族の将来は見通せない――。

「週刊新潮」2019年5月2・9日号 掲載

http://news.livedoor.com/article/detail/16460040/
2019年5月15日 5時59分 デイリー新潮

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