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いったい、彼らは何を守ろうとしているのか?

人気アイドルグループのAKB48の姉妹グループで新潟のご当地アイドル≠ニして活躍してきたNGT48の一連の騒動である。
騒動が勃発したのは昨年の暮れのこと。メンバーの山口真帆(23)が帰宅した際、自宅前でファンに襲われた事件が発端となった。

その後、NGT48の現役メンバーが事件に関与していたことが取りざたされたことから、その真相やメンバーの処分、
グループの改革を訴える山口と、騒動をウヤムヤにしようとする運営会社「AKS」との間で押し問答が繰り広げられてきた。

事件発覚以来、私も幾度ともなく、この欄で取り上げてきた。ところが、その騒動は一向に解決、沈静化することなく、逆に悪化の一途をたどっている。それも、もう半年になる。

昨今の芸能界。時間の流れは速く、ほとんどの芸能ニュースの話題が長続きすることなんてない。
ベッキーの不倫騒動やSMAPの解散騒動が擦った揉んだで続いたことがあったが、あれは例外のようなもの。
最近でも、例えばピエール瀧の麻薬取締法違反での逮捕があったが、その時は大騒ぎしても、今になってみたら「そう言えば、あったねぇー」程度の事件になってしまっている。ま、今の時代は、そんなものである。

ところが、NGT48の騒動は一向に沈静化しない。沈静化するどころか、さらに深刻な状況に陥っているようにも見える。
すでに時代は「令和」である。

日本を代表するようなアイドルになったAKB48を管理・運営する会社が引き起こした騒動だ。それが「いい加減」「無責任」「事なかれ主義」…
最近では「山口を襲ったとされるファンを提訴した」なんてニュースまで飛び出したりして、
さすがに、ここまできたら運営会社は何をしたいのかと思ってしまう。まともなスタッフだったら、きっと自暴自棄になっているに違いない。

AKSの対応はまるで三無主義
振り返れば70年代だったか、若者や学生の間で「三無主義」なんて言われたことがあった。これは「無気力・無関心・無責任」という気質をさした言葉だ。
…そう丁度、秋元康が青春を謳歌していただろう時代の話である。
ところが、その後、これに「無感動」という言葉が加わって「四無主義」なんて言われるようになったが、
NGT48での運営会社の対応を見ていると、まさに、その典型だろう。と言うより、思考能力ゼロ!もはや何も考えてはいないのかもしれない…。

「人の噂も75日。そのうち忘れて静かになるよ。それまで我慢、我慢」

きっと、そう思っているに違いない。だけど、もはや75日どころか半年が過ぎようとしているのだから、「もうちょっと真剣に考えた方がいいんじゃない」なんて、老婆心ながら心配してしまう。

https://blogos.com/article/376242/
渡邉裕二2019年05月11日 07:33