5日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がメジャーリーグに所属する日本人投手について独自の見解を示し、賛否両論となっている。

■MLB日本人投手の様子を取り上げ
番組ではヤンキース・田中将大投手やドジャース・前田健太投手、マリナーズ・菊池雄星投手、カブス・ダルビッシュ有投手が登板した様子を放送。

田中投手は敗戦投手となり、前田・菊池投手は好投したものの勝ち負けがつかず。そしてダルビッシュ投手は5失点と打ち込まれたが、チームが追いついたため、こちらも負けがつかなかった。

■張本勲氏が独自の見解
これを見た張本勲氏は厳しい表情をしながら、

「アメリカの選手は日本のピッチャーにちょっと慣れてきたね。一時はフォークボールがね、打てなかったんですよ。アメリカでは投げないから。今はもう打つようになりましたからね。こんなもんだと思いますよ。大きな活躍はできないと思いますよ」

と今後アメリカに渡った日本人投手が「苦労するのではないか」という見方を示した。

■ダルビッシュを心配
さらに関口宏から「ダルビッシュが心配」と話を振られた張本氏は、

「ダルビッシュは肘も肩もやってるからね。ちょっと心配ですよ」

と一言。そして毎試合好投を見せながら勝ち星が伸びない菊池雄星投手については、

「ローテーションの使い方をね、しっかり確立してもらいたいわね」

と、先週同様「ショートスターター」として登板させたシアトル・マリナーズ首脳陣に苦言を呈した。

■張本氏の見解に賛否両論
「今後日本人投手は大して活躍できない」という見方を示した張本勲氏の見解に、ネットでは賛否両論の意見が上がっている。

「たしかにその通り。日本人投手に対する研究はかなり進んでいる」

「正論だと思うけど、もうちょっと言い方に気をつけてほしい」

「フォーク以外の球を磨けば通用する。黒田博樹がそうだった」

「『落ちる球が通用しないから活躍できない』じゃあまりにも短絡的」

「メジャーリーグが格上と認めたんですね」

■手のひらを返させる活躍に期待
張本勲氏が指摘するように、野茂英雄氏や佐々木主浩氏、そして田中将大投手などアメリカに渡った日本人投手で好成績を残した選手はそのほとんどがフォークやスプリットなど落ちるボールを武器としていた。

メジャーリーグ選手が攻略のため落ちるボールへの対策を行うことは当然で、今年軒並み日本人投手の勝ち星が思うように伸びていないことを考えると、張本勲氏の見解も頷ける。

しかし、日本人投手もそんなメジャーの打者を抑えようとさらなる努力をするはず。研鑽を重ね、張本勲氏の手のひらを返させるような活躍に期待したい。

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2019年05月05日 12時00分 しらべぇ