5月11日(土)に舞浜アンフィシアターにて開催される『世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA』全8カードが決定した。

今大会の中でも好カードの呼び声高かった「西浦ウィッキー聡生vs原翔大」の一戦が、原の体調不良でドクターストップのため、
代打選手として、警察官最強の関根シュレック秀樹の推薦選手のボンサイ柔術の鈴木琢仁(タクミ/23)となった。

鈴木はシュレックと同じ柔術家だが、打撃も得意としており、ウィッキーに負けず劣らずのトリッキーなファイター。パンクラスの
ネオブラッド・トーナメントで優勝するなど、プロでも着実に実績を上げている若手のホープだ。
なお、この一戦は寝技30秒で関節技・絞め技ありの特別ルールで行われる。

また、追加カードとして日本拳法の奥技・波動拳の使い手として3回目の出場となる左禅丸(46=?本拳法)の出場が決定。対戦相手は、
錬空武館・高久道場の靖仁(ヤスヒト/28)。

靖仁は2014年の『K-1 CHALLENGE Aクラス 70kgトーナメント』で優勝後、同年9月のKrushでプロデビュー、2R左フックで
KO勝ちしている。昨年8月にはJ-netにも参戦しパチバチの打ち合いを制し判定勝ちを収めている。

靖仁の師・高久昌義は極真空手・城南支部(廣重毅師範)の内弟子として修行を積み、世界ウェイト制重量級で優勝。引退後に
古流空手、棒術、太極拳などの内家拳を学び、武術としての空手道を追求するため極真会館から独立。巌流島や敬天愛人の
手合わせ稽古会の源流となる「掛け試し稽古会」を定期的に開催し、流派に関係なくスパーリングの交流を行う。数見空手に続き、
高久空手が巌流島に初出場する。

一方、左禅丸は過去2回の出場で勝ちはなく1度目はプロレスラーの奥田啓介に場外に3度転落させられ実力を発揮できず一本負け、
2度目はロシアのシステマの選手に打撃戦となり、波動拳が炸裂したか相手の鼻からは激しい出血もあったが、3Rに足払いで
倒されたところにパウンドの連打を見舞われレフェリーストップとなった。
果たして左の念願の勝利なるか。

なお、今大会はK-1で活躍した韓流大巨人チェ・ホンマン(38=シルム/韓国)が参戦することが先月28日に発表され注目を集める。
対するはパンクラス2階級を制したロッキー川村(37=パンクラスイズム横浜)。

ホンマンはK-1以降は韓国のMMA団体ROAD FCやエンジェルファイトを主戦場としていたが直近の試合は確認できているもので
昨年11月、マカオの新格闘技イベント「MAS FIGHT」で少林寺の僧侶と対戦。開始5分過ぎに僧侶の放った後ろ蹴りがホンマンの
脇腹を直撃しホンマンがKO負けとなっている。対するロッキー川村の直近の試合は先月のキックボクシングイベント『野良犬祭り』で
1R KO勝利を収めている。しかし体格差はホンマン218センチ・150キロに対して、ロッキーは180センチ・80キロと半分の体格。
その差をこの一戦で超えることができるか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00000000-gbr-fight