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【サッカー】理想と現実の間で揺れる松本山雅。反町監督に託された難しいかじ取り
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0001砂漠のマスカレード ★
垢版 |
2019/04/30(火) 00:23:12.31ID:5Fh7M/OX9
素直に脱帽するしかない。そんな内容の試合だった。

J1第9節、松本山雅FCはFC東京とアウェーで対戦し、0−2で敗れた。

前節終了時点で10位の松本に対し、無敗で首位を走るFC東京。順位が示すとおりの力の差と言ってしまえばそれまでだが、松本はほとんど何もさせてもらえないまま、苦杯をなめることとなった。

首位のFC東京相手に成す術がなかった松本山雅

この試合の主役は、間違いなくFC東京の17歳、MF久保建英だった。小柄なレフティがボールを持ち、多彩なテクニックとアイデアを披露するたび、松本の選手たちは”道化役”を演じるはめになった。

だが、DF田中隼磨が「警戒すべき選手は(久保以外にも)たくさんいる。相手のストロング(強み)を出させてしまった」と振り返ったように、松本は決して久保ひとりに振り回されたわけではない。FW前田大然が語る。

「(FC東京は)強かった。前にボールがほとんど入らなかった」

前線でカウンターの機会をうかがっていた前田だが、しかし、どれほど際立った俊足であろうと、その足もとにボールが届かなければ、成す術がない。

田中は「個の能力で勝てなければ、チームで戦わなければいけない」とも話したが、選手個々の能力差に加え、選手個々の特長を踏まえたうえで、チームとしてどう戦うかという点においても、FC東京のほうが明らかに上だった。

両チームの力の差が最も顕著に表れていたのは、守備から攻撃へと切り替わる局面である。

松本は、FC東京の攻撃をある程度制御することに成功していた。うまくパスをつながれることもあったが、それほど多くの決定機は作らせなかった。

しかし問題は、相手の攻撃を止めたあと、である。

「奪ったボールが(前線に)収まらない。(相手の)プレッシャーがないときにも、ヘッドダウンしてしまう。ずっと言っていることだが、なかなか改善されない」

反町康治監督がそう話すように、松本は奪ったボールを攻撃につなげようとしたところで、ボールを失うことが目立ち、逆に自らピンチを招くことが少なくなかった。
簡単にクリアやロングボールに逃げるのではなく、パスをつないで攻撃に転じる。その姿勢自体は非難されるべきものではない。
だが、結果として、それが裏目に出ている面があることも否定できない。ボランチとして、攻撃の組み立て役を担うMF宮阪政樹は言う。

「ボールを奪ったあとの、ひとつ目のパスが課題になっている」

松本の2失点を振り返れば、いずれもFC東京の攻撃を一度は止めながら、そこから攻撃に移ろうとしてボールを奪われたことに端を発している。

「勝ち点を取るには、現実を見てやらなければいけない。

https://news.nifty.com/article/magazine/12195-262277/2
2019年04月29日 18時57分 Sportiva
0002名無しさん@恐縮です
垢版 |
2019/04/30(火) 00:24:16.57ID:5Fh7M/OX0
できることに重点を置いてやり、それで勝ち点を取れるようになってから、課題に取り組むほうがいいのかもしれない。
ボランチとしては、そこは考えなければいけない」

宮阪が悩まし気に話すように、できないことを無理にやろうとして、むざむざ失点を重ねるくらいなら、
FWレアンドロ・ペレイラの高さや、前田のスピードを生かしたロングボールに”逃げる”ほうが、ひとまずは得策なのかもしれない。

実際、松本は時間の経過とともに、ボールを保持して敵陣に入る場面を増やしたが、「(攻めていても)最終的にバックパスしてしまったり、サイドでノッキングするような場面が多かった」とは、キャプテンのDF橋内優也。
また、MF高橋諒の「(攻撃を)やり切らず、もったいない失い方があった」という言葉どおり、じっくり攻めている、
と言えば聞こえはいいが、攻め手を見つけられないまま、パスをつないでいる間にどこかでミスが出てしまう、というシーンも目についた。

前半のうちに先制点を与えたことで、後半は攻勢に転じた松本は、トータル10本のシュートを放ち、量のうえではFC東京の7本を上回った。
だが、その質はどうだったのか。

本当の意味でのチャンスと呼べるのは、56分にレアンドロ・ペレイラが、84分に交代出場のFW永井龍が、いずれも右サイドからのクロスにヘディングで合わせたシュートシーンくらいだろう。

反町監督が語る。

「(後半の選手交代によって攻撃が)活性化され、リズムが変わったが、それが決定打につながったのか。フィニッシュがペナルティーエリアの外になってしまうのは、今の我々を象徴している」
4年前の2015年シーズン、松本はクラブ史上初のJ1昇格を果たしたものの、あえなく1シーズンでJ2へ逆戻りとなった。

豊富な運動量を生かした堅守速攻は、松本の最大の武器であり、J1昇格の原動力でもあったが、それだけで日本のトップリーグを戦うには限界があった。
だからこそ、2度目の昇格を果たした今季、松本は4年前とは違う姿を見せようとしている。

先日、J1第8節の川崎フロンターレ戦に敗れた湘南ベルマーレの゙貴裁(チョウ・キジェ)監督が、
「相手にボールを渡して守備の時間が長くなるなかで、少ないチャンスを生かす戦いでは、このリーグ(J1)でやるには限界がある」と話していたが、J1昇格とJ2降格を繰り返すクラブ同士、同じことは松本にも言えるだろう。

幸いにして、現段階での松本の成績は3勝2分け4敗と、黒星がひとつ先行しているにすぎない。
9試合を終え、総得点6、総失点9という少々寂しい数字にもかかわらず、勝ち点11を積み重ねているのだから、悪くない結果である。

たとえば、勝ち点6で17位のジュビロ磐田は総得点7、総失点10。
0003名無しさん@恐縮です
垢版 |
2019/04/30(火) 00:24:36.60ID:5Fh7M/OX0
勝ち点8で13位のセレッソ大阪は総得点5、総失点8。いずれも、これまでに奪ったゴール数は松本と大差なく、得失点差は松本と同じマイナス3なのだが、
勝ち点では3ポイント以上の差がついているのだから、松本がいかに効率よく勝ち点を手にしているかがわかる。

J1首位を独走するFC東京相手に、力の違いを見せつけられる結果に終わったとはいえ、今季ここまでの戦いを総体的に見れば、上々のスタートを切っている松本。
それだけに、これを何とか最終的な目標、すなわちJ1残留、さらにはJ1定着につなげたいところだが……。

理想と現実の間(はざま)で、反町監督には難しいかじ取りが託されている。
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