4/28(日) 12:34配信
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◇プロボクシング ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝第1試合▽世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 WBAスーパー王者ノニト・ドネア―同級5位ステファン・ヤング(27日、米ラファイエット)

 世界5階級王者のWBA世界バンタム級スーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=が、WBSS決勝に駒を進めた。同級5位ステファン・ヤング(30)=米国=に6回2分37秒KO勝ち。WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)の負傷欠場で24日に急きょ代替出場が決まった相手を退けた。
準決勝第2試合では、5月18日に英グラスゴーでWBA正規王者・井上尚弥(26)=大橋=とIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=が対戦。勝者がドネアと優勝を争う。

 ドネアは立ち上がりから圧力をかけると、3回にワンツーでぐらつかせた。主導権を握ると、6回には相手の右ガードが下がったところを見逃さず、左フックをたたき込んだ。数々の敵を葬ってきた必殺のパンチであごを捉え、あおむけに倒して試合を決めた。

 ドネアは昨年4月にフェザー級で敗れ、2階級落としたバンタム級でWBSSに参戦。年齢と減量の懸念もあったが、衝撃のKOで同級でも戦えることを証明した。リング上では「選べるなら(決勝で)どちらと対戦したいか?」と問われ、「2人ともすごい選手。ただ、私は日本が大好きでナオヤをリスペクトしているので、ナオヤと対戦できたら素晴らしい」と話した。