4/12(金) 5:52配信
ヨーロッパリーグ(EL)は11日に準々決勝ファーストレグが行われ、アーセナルとナポリが対戦した。

エメリ監督新体制の下、順調に結果を残すアーセナル。残された唯一のタイトル獲得へ向け、本拠地エミレーツ・スタジアムにセリエAの強豪ナポリを迎えた。3バックシステムを採用し、最前線はエジル、ラカゼット、オーバメヤンが形成している。

対するナポリは、ブックメーカーのオッズでもチェルシーに次いで2位につける優勝候補。セリエAのタイトル獲得が絶望的となった中、アーセナルとの大一番ではベストメンバーを送り込んだ。主将インシーニェが5試合ぶりに先発に復帰し、メルテンスと2トップを組んでいる。

EL屈指の好カードは、立ち上がりはエミレーツの大歓声を受けるアーセナルが主導権を握る。完全に相手を押し込み、7分にはラムジーがボックス内でフリーでシュートを放った。

すると14分、アーセナルが先制に成功。相手ボールを中盤でカットしてショートカウンターを発動すると、縦にパスをテンポよくつなぎながら、最後はボックス内に侵入したラムジーがネットを揺らした。良い時間帯にホームチームがリードを奪う。

攻撃の手を緩めないアーセナルは、25分に追加点。高い位置でプレスをかけたトレイラがボールを奪うと、そのままドリブルで持ち運ぶ。最後は切り替えして相手を剥がし、ボックス外からミドルシュート。これがクリバリに当ってコースが変わり、枠に収まった。勢いに乗るホームチームが、リードを2点に広げる。前半は終始アーセナルが主導権を握り、このまま折り返した。

後半序盤は、ゴールが欲しいナポリが攻勢。インシーニェらが積極的にDFラインの背後へ飛び出すがオフサイドに引っかかり、決定機を作るには至らない。リードを保つアーセナルは、58分にセットプレーから立て続けにチャンスを作る。

ナポリは72分にインシーニェの飛び出しから最後はジエリンスキがクロスに合わせたが、ビッグチャンスを逃す。その後攻撃陣を入れ替えながら攻めに行くが、集中するアーセナルディフェンスを崩すには至らない。結局試合はこのまま終了。2-0でアーセナルが先勝した。

この結果、アーセナルが準決勝進出に一歩前進。“要塞”エミレーツ・スタジアムで今季公式戦19勝目(3分1敗)を挙げた。

セカンドレグは18日、ナポリの本拠地スタディオ・サン・パオロで行われる。

■試合結果
アーセナル 2-0 ナポリ

■得点者
アーセナル:ラムジー(14分)、オウンゴール(25分)
ナポリ:なし

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00010000-goal-socc