◆DeNA9―2巨人(6日・横浜)

巨人・沢村がDeNA戦(横浜)で1651日ぶりに1軍公式戦先発。4回途中62球、3安打3四球4失点で敗戦投手となった。
2月のキャンプ終盤にリリーフから先発復帰した右腕は反省の言葉を口にし、スタミナ強化のため2軍再調整が決まった。
チームの連勝は6でストップ。代打の阿部は自身19年連続安打を放った。

試合後、沢村は現実を受け止めて猛省した。14年9月28日のDeNA戦(横浜)以来、1651日ぶりの1軍先発マウンド。
結果は3回0/3を62球、3安打4失点3四球と悔しさが残った。

「緊張はしなかった。結果的に全体を通して見てみると、自分の意図するボールを投げきれる確率が少なかったのかなと思います」

序盤から150キロ台を連発してストライク先行。テンポ良く、3回まで2安打1四球1失点だった。
だが、50球を超えた4回、先頭の筒香から2者連続四球の後、ロペスに左翼線二塁打を浴び降板が告げられた。
原監督は「あのへんが、先発投手の一番の壁というか山というか。60球ちょっとだった。越えていかないと」と、スタミナ面を指摘した。

沢村は「スタミナもそうだと思うけど技術が。中盤になって形になっていない。
どんな状況でも、先発投手としては最低でも5回または6回、7回と投げていかないとチームに迷惑がかかってしまう」と反省した。

春季キャンプ終盤、原監督から先発再転向を告げられた。
「開幕ローテを奪え。1点を守るのは窮屈そうに見える。お前さんの良さは俺はよく知っている。先発として頑張ってくれ」
とゲキを飛ばされ「結果で応えられるように精進します」と強い覚悟で挑んだ。

3月、ファームで、リリーフ時代には行っていなかった100球以上の投げ込みを実施。力まず、8割程度の力で投げる練習を繰り返した。
3月28日のイースタン・ヤクルト戦(G球場)で6回無失点と好投してつかんだこの日のチャンス。
原監督は「もう少し時間が必要だったかなという気がします」と2軍再調整を決めたが「リズムも良かったし、いいところもすごくあった」と今後に期待を寄せた。
宮本投手総合コーチは「力感なくポンポンとストライクを取れるところは成長している」と強調した。

チームの連勝は「6」で止まった。長いシーズン、再び沢村の力が必要な時は来るはずだ。
「2軍でできていることが1軍でできていない。1軍でできてナンボだと思う。課題は今日の試合で明確になった。
明日から課題を一つ一つ潰していけたらと思っています」。反省の62球を必ず糧にすることを誓った

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4/7(日) 6:04配信