2019.03.25
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 毎年様々な形で話題になるNHKの大河ドラマだが、今年の「いだてん」は近代史のドラマということもあってか低調な視聴率が話題になることが多い。しかし、「いだてん」に関してもうひとつ話題になっていることがあり、同情的な声も業界内に多いという。

「近年のドラマの中では低調な数字なので批判の声があるのは仕方ありません。しかし、喫煙シーンへのクレームは可哀想という声が圧倒的です。現代を描いた作品では喫煙シーンはほとんどご法度となっていますが、『いだてん』は昭和を描いています。
敢えて描くなということなんでしょうが、昭和の時代に当たり前だった光景を再現しているだけです。いくら禁煙が主流といっても実際にあったものまで消すのが果たして正しいのでしょうか」(テレビ局プロデューサー)

 たしかに昭和の時代はもちろん平成になってからもしばらくは、あらゆる場所が喫煙可能であった。それを決してしまうのは、少々検閲が厳しすぎる気がする。

「現在のテレビや映画では喫煙シーンを入れると各種団体から苦情がくるので、できるだけ避けています。また、再放送にも苦情が来るので、今は再放送できないドラマや映画が多いんですが、そのような配慮をしていても重箱の隅を突いた苦情があります。
たとえば街中のシーンでタバコの自動販売機が映りこんだり、コンビニのレジを映し出したときに背後にタバコが陳列してあると、そういうシーンはカットしろとクレームが来るんです。
バラエティのロケでは、こうした映り込みは仕方がなく勘弁してほしいんですが、できる限りの配慮はしてきました。それなのに今回は大河にクレームが入って尚且つ謝罪要求ですから、嫌煙ブームもどこまで行くのか不安です」(同)

 嫌煙家という存在がいるのは事実だが、自動販売機の映り込みにまで苦情がくるとは相当だ。

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