2019.3.20 05:03(1/2ページ)

 人気落語家、春風亭昇太(59)が6月に公益社団法人落語芸術協会(略称・芸協)の会長に就任することが19日、分かった。昨年7月に死去した落語家、桂歌丸さん(享年81)の後継として、この日の理事会で内定。日本テレビ系「笑点」(日曜後5・30)の司会に次いで歌丸さんが務めた大役に抜てきされた昇太は「お引き受けします」と承諾した。明るい人柄で落語の新時代を牽引する。

 偶然にも笑点司会と同じ六代目会長に就任へ−。明るく多才な独身の貴公子が、還暦を迎える節目の年に落語団体のトップに立つ。

 複数の関係者によると、落語芸術協会の理事会が19日、事務所が入る東京・西新宿の芸能花伝舎で開かれ、昇太ら14人の理事のうち過半数が出席。6月に行う役員人事(任期2年)が議題となり、歌丸さんが体調を崩した昨年6月から会長代行を務める副会長、三遊亭小遊三(72)が「6月で会長代行を辞任したい」と切り出した。

 会長は真打ち指名や東京・新宿末廣亭など定席寄席の興行を仕切るほか、ファンサービスやライバル団体、一般社団法人落語協会との交流など重責を担う。もともと1年のつもりで代行を務めてきた小遊三は、笑点の仲間でもある昇太の実力と人気を人一倍身近に感じており、「新会長には春風亭昇太さんにお願いしたい」と指名した。
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