モデルのローラ(28)が15日、インスタグラムを更新し、ゾウの孤児院訪問を明かした。

ケニアに滞在しているローラは「こどもの象を保護する施設に訪れました」と報告。

「ここの施設では親を失ってしまった子供たちに栄養を入れたミルクを与えたりして自然にもどす2才までの間、母親象の代わりとしてなるべく自然に近い環境で飼育員さん方が育てているんだ。
子供の象は親がいないと1人で生きていけなくて去年はサイの子供も育てていました」と施設の概要を伝えた。

アフリカゾウは激しい密猟のため、その数を急激に減らしている。メスの妊娠期間は22か月と長く、オスはキバも立派になる繁殖期で殺されてしまうため、増加が追い付いていない。

ケニアでは首都ナイロビに国際的に有名な孤児院デイビッド・シェルドリック・ワイルドライフ・トラスト(DSWT)を設置。
親を失ったり、サバンナではぐれた小象を救出し、育成後、ツァボ国立公園などで自然に返す試みを続けている。 

ローラは「象牙の女王」と呼ばれる中国人女性に禁固刑の判決が下った隣国タンザニアの状況も「過去5年間で60%の象が消えてしまい、その勢いは今も止まらないんだ」と説明。

その上で「日本は象牙大国にはいっているからこの事をみんなでシェアをして象を守っていこう」と象牙の国内流通を止めていない日本の現状を指摘し、改善を訴えた。

象牙の国際取引はワシントン条約で禁止され、中国でさえも国内市場を閉鎖した。ところが、日本はかつて象牙が合法的に輸入されたなごりで国内取引を禁じていない。
そのため、中国やベトナムの闇市場関係者が「抜け穴」の日本を経由して象牙を密輸している現状がある。
動物保護に取り組むアフリカ諸国からの印象は良くない。

http://news.livedoor.com/article/detail/16164940/
2019年3月15日 15時14分 東スポWeb