16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(24=ブリヂストン)が、
4月の日本選手権出場を見送ることになった。15日、マネジメント会社が発表した。

萩野は2月のコナミオープンで精彩を欠いて、スペイン高地合宿を回避。国内で調整を進めていた。
4月の日本選手権は7月の世界選手権韓国大会の代表選考を兼ねていた。

萩野は、マネジメント会社を通じてコメントを発表した。

「このたび4月の日本選手権の出場を見送ることに決めました。
2017年シーズンからなかなか自分が思うような結果が出ていませんでしたが、
そのたびに『次また頑張ろう』という気持ちで頑張っていました。
ただ、自分が『こうありたい』という理想と現実の結果の差が少しずつ自分の中で開いていき、
モチベーションを保つことがきつくなっていきました。
今シーズンに入って順調にトレーニングを積み、コナミオープンを楽しみにしていたのですが、
期待していたタイムが出ませんでした。
平井先生と相談をした上で、スペイン高地合宿も参加しないことを決め、
気持ちの回復を待ちましたが、今は競技に正面から向き合える気持ちではないことを受け入れ、
今回の決断にいたりました。応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
厳しい意見も受け止める覚悟です。今回を機に、自分の心ともう1度しっかり向き合いたいと思います」。
https://www.nikkansports.com/sports/news/201903150000142.html