2019年3月4日 11時51分将棋

史上最年少でプロ入りして以来、活躍を続けている高校生の将棋棋士、藤井聡太七段の新たな公式グッズとして、将棋界で初めてとなる「首ふり人形」の販売が始まりました。

この人形は、藤井聡太七段(16)の活躍ぶりを記念して、日本将棋連盟が4日から販売を始めました。

野球選手のグッズとして定着している「ボブルヘッド」と呼ばれる高さ14センチほどの人形で、去年12月に優勝した「新人王戦」の表彰式での姿が再現され、トロフィーを片手に晴れやかな表情で大きな頭をゆらゆらと揺らします。

「ボブルヘッド」の販売は将棋界では初めてで、東京・渋谷区にある将棋会館の販売コーナーでは、午前10時の販売開始前から30人以上が列を作り、中には1人で5つ購入するファンの姿も見られました。

2つ購入した76歳の女性は「プロ入りした時からファンで、対局があるたびに神社にお参りしています。あまり似ていないですが、かわいいです。いつかは『名人』を取ってほしいです」と話していました。

この人形は、東京と大阪の将棋会館やインターネットを通じ、900個の数量限定で1つ2700円で販売されるということです。

藤井七段は高校生になった今年度も勝率が8割を超えるめざましい活躍を続け、自身の新たな公式グッズについて「自分が人形になるというのはとても不思議な気持ちがします。首の動きがかわいいと感じました」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190304/k10011835141000.html