北川景子主演の連続テレビドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)が2月27日に第8話を迎え、平均視聴率は10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。
前週第7話の11.0%から0.8ポイント落とし、自己最低記録を更新。ドラマもクライマックスに向かっているというのに、ここにきて1ケタ転落の危機に陥っている。

同ドラマは、テーコー不動産新宿営業所の天才かつ個性的な営業ウーマン・三軒家万智(北川)が家を“爆売り”していく姿を描く。
常に無表情で機械的に働いているように見える万智だが、客のニーズだけでなく“悩み”も見抜き、そこをクリアにして契約につなげることも多い。
第8話でも、万智は部下の庭野聖司(工藤阿須加)とその父・茂雄(泉谷しげる)、
そして庭野の客である棟方幸子(南野陽子)&すみれ(大後寿々花)母娘という2組の親子関係に目をつけ、家を売るのだった。

今回、庭野は万智とフリーランスの不動産コンサルタント・留守堂謙治(松田翔太)が“対等”な関係を築いているのに対し、
自分はいつまでも万智の“パシリ”のような存在であることに悩んでいた。
そんなとき、お調子者の父・茂雄が新宿営業所に現れて、実家を売り、たこ焼き店を始める資金にしたいと主張。
庭野は亡くなった母が残した実家を気まぐれで売ることに反対するが、万智は自分が家を売ると宣言した。

一方、新宿営業所のエース・足立聡(千葉雄大)は、ついに留守堂に告白。
しかし、自分が留守堂とどうしたいのかがわからず、モヤモヤを抱えたまま、バー「ちちんぷいぷい」で庭野と遭遇。
そこで、庭野は万智から、足立は留守堂からの“卒業”を誓い合った。
その後、庭野は棟方母娘の関係が自分と父親のそれと似ていると感じ、すみれに協力することに。
結局、庭野が“親子”について考えを変えられたのは万智のおかげだったが、庭野は自分の言葉で棟方母娘を動かし、自身と父親の件も解決。
足立もまた、「家を売ること」で徐々に自分を取り戻していった。

そんななか、万智は新宿営業所の元営業・白洲美加(イモトアヤコ)から万智の夫・屋代大(仲村トオル)課長とスーパーマーケットの美人店長・三郷楓(真飛聖)の“不倫疑惑”をリークされていた

いつもクールな万智もさすがに動揺したようで、屋代を問いただす際は感情的になっていたもよう。
いや、表情はいつもとあまり変わらなかったのだが、それでも“感情的になっている”ことがわかったため、インターネット上では「北川の演技すごい!」と注目を集めた。

ただ、このシーンで屋代の好感度は暴落。そもそも屋代は三郷と何度か食事をしただけで一線は超えていないのだが、
ネット上では「既婚者が外で妻以外と会ってる時点でグレーだわ」と反感を買っていた。

さらに今回、万智に責められた屋代がグダグダと言い訳したり、ここぞとばかりに万智への不満を漏らしたりしたことで、「課長がこんなに情けない男だなんて思わなかった」
「万智は仕事してたのに、自分は勝手にすねて三郷と会ってたんだよね? なんで言い返してるの?」「まずは万智に謝れ〜!」などと批判が噴出。
最終的に万智と屋代は仲直りしていたが、「サンチー(万智の愛称)が許しても私は課長を許せない!」という意見も多かった。

また、今回は足立が吹っ切れたことでネットユーザーからは「足立らしさが戻ってきた!」
「今期は“BL(ボーイズラブ)”要員になってて足立の良さが半減してたからね」という歓喜の声が寄せられた一方、白洲が話をややこしくしているために
「白洲、どんどん嫌な女になっていくね」「足立はキャラがブレてたのが戻って良かったけど、白洲は完全にキャラが変わったの?」などと言われている。

“やる気のない新人”として登場する鍵村洋一(草川拓弥)や床嶋ゆかり(長井短)のコンビも、そのうち成長するような描写があるのかと思いきや、
相変わらずやる気のないままで視聴者に嫌われているし、同ドラマには「こいつなんなの?」と思わせるキャラが多すぎる。

それで視聴率2ケタをキープしているのはすごいことだが、ちょっと“サンチー人気”に頼りすぎているのではないだろうか。

http://dailynewsonline.jp/article/1713103/
2019.03.01 18:35 ビジネスジャーナル