仲邑菫さん、黒嘉嘉七段に敗れる 台湾最強の女流棋士
2019年2月20日18時02分
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 4月に史上最年少の囲碁棋士となる大阪の小学4年生、仲邑菫(なかむらすみれ)さん(9)が20日、東京・市ケ谷の日本棋院で台湾最強の女流棋士、黒嘉嘉(こくかか)七段(24)と特別対局した。22日から東京で始まる女流世界戦「SENKO CUP」に出場する黒七段の来日に合わせて実現した。

 黒七段は台湾でトップモデルとしても人気の棋士。棋力は世界トップレベルで、昨年の「SENKO CUP」では準優勝した。
 今回の特別対局は持ち時間各10分。使い切ると1手30秒の秒読みに入る。対局は午後4時に始まった。仲邑さんは最小ハンディの先番コミなしで挑んだが、黒七段に中押しで敗れた。
 仲邑さんは1月のプロ入り決定後、井山裕太五冠(29)に今回と同じ手合で挑み、臆せず積極的な打ち回しで一時優勢を築くほど肉薄した。修業先の韓国・ソウルにも招かれ、女流最強の崔精九段(23)とも対局するなど一流棋士に鍛えられている。(大出公二)