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2019/02/15(金) 11:51:33.98ID:lx412w8E92019-02-15
くりぃむしちゅーの有田哲平がMCを務めるバラエティー番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)。木村拓哉が出演した回(1月18日放送)では、番組の最高視聴率を更新したことでも話題になった。普通のバラエティーでも遠慮するような領域まで踏み込む破天荒ぶりが人気で、SNSでも「毎週楽しみ」「フジテレビは最近観てないけど、これだけは観る」などの声が挙がっている。しかもその評価は視聴者のみならず、ゲスト出演する俳優、女優からも「ぜひ出演したい」と“逆オファー”を受けるほど好評だという。同番組の何が、そうさせるのだろうか?
♦報道ベースのコント番組、ベッキー、矢口、MC有田とローラの熱愛までいじる破天荒ぶり
『全力!脱力タイムズ』はメインMCのアリタ哲平(有田)、同局の小澤陽子アナウンサー、齋藤孝明治大学教授ら有識者による全力解説員、ゲストコメンテーター(俳優、芸人ら)が“報道番組”という枠組みを使って見せるドタバタ劇。ベースは報道ながら“台本”ありきのコント番組で、俳優陣や全力解説員が大真面目にふざけた熱演を見せるシチュエーションコント(シットコム)の体裁を取っている。唯一、芸人だけは収録の内容を知らされず、現場で起こることに驚きながらも、持ち前の瞬発力で細かくツッコんでいく。
木村拓哉が出演した1月18日放送回では、「日本のホテルが抱える問題点」をテーマに議論。ホテル事情に詳しい芸人の解説で進行するはずだったが、スタッフが呼び込んだのは映画『マスカレード・ホテル』主演の木村拓哉。ただ一人、それを知らされていなかったお笑いコンビ・和牛の川西賢志郎が、テンパりながらも木村に台本どおりの暴言を吐く…という展開だった。さらに木村は、“あすなろ抱き”や名セリフ「ちょ、待てよ」も再現。サービス精神旺盛に番組を盛り上げ、平均8.1%という番組最高視聴率を更新した。
ほか、ベッキーや矢口真里の出演回では不倫ネタや下ネタに触れ、松坂桃李にはIKKOになりきって進行させるなど、その傍若無人ぶりが話題になることもしばしば。また、かつて有田との熱愛が報じられたローラが出演すると、2人はスクープ写真を再現。「ローラと有田のフライデー再現、笑った」「これこそ神回」「企画した有田もオファーを受けたローラもすごい!」など、その都度SNSはお祭り騒ぎになり、破天荒な内容にファンも多い番組だ。
♦蒼井優、北川景子、佐藤健らもファン公言、田中圭も熱心な収録準備に勤しむ
そんな『脱力タイムズ』だが、「蒼井優さんや渡部篤郎さんなど、番組ファンを公言する役者もいて、ぜひ出演したいという“逆オファー”も多い」と話すのは、メディア研究家の衣輪晋一氏。実際、蒼井優はこれまでに三度出演しており、もはや常連。昨年8月に出演した際には、特訓して習得したというモノマネを披露していた。同じく、みずから「出たい」と希望した北川景子は、収録後に「台本を忘れてもカンペなどのフォローがあるかと思っていたら、何もないと言われたので丸暗記した」とコメント。「本業よりも緊張した」と振り返りつつ、ファンである番組へ出演を果たした満足感をにじませていた。
昨年10月に出演した佐藤健も、「番組を観ていた」というファンの一人。「ほかのバラエティー番組は、どれも意識的に“テンションを上げていく”ところが多いと思うんですけど、この番組は違いますよね。ほかの番組にはない、その違いに惹かれた」と、『脱力タイムズ』へのリスペクトを語った。
一方、俳優陣の収録に臨む姿勢も熱い。土屋太鳳(昨年9月出演)は、「打ち合わせの時から、頭の中でずっと『この役柄でいこう!』とか、『お芝居のときみたいにいこう!』とイメージトレーニングして臨んだ」とコメント。「他に読まなきゃいけない台本があったのですが、とりあえず置いておいて、“脱力”の台本に専念しました」と、本業そっちのけで事前準備に勤しんだのは田中圭だ(昨年12月出演)。「ひとつキャラクターというか、変に自分を出さず出演した方がいいのかな」と、同番組ならではの自身のスタンスも見出したようだった。
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