大フィーバー! J1神戸が10日、沖縄・金武(きん)町で2次キャンプを開始した。今季加入の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)をはじめ、同MFアンドレス・イニエスタ(34)、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)の“ビッグ3”がそろい踏み。同町人口の3分の1以上となる4000人が詰めかけた。3人はプロ野球楽天との合同懇親会にも出席した。

 世界的スターが沖縄上陸だ。練習を一目見ようと、人口約1万1000人の金武町は「ビジャ・フィーバー」に沸いた。

 公開練習が行われた金武フットボールセンターには1時間以上前から観客が殺到し、午後3時半の開始時には約4000人。同センターで過去最高の2000人を、はるかに超えた。最初のランニングでは、選手たちがファンの期待に応えるようにグラウンドを大きく周回。ビジャもクラブと代表で共闘した盟友イニエスタと会話しながら、声援に応じていた。

 練習後の取材対応はなかったが、同夜に沖縄・名護市のホテルで開かれたプロ野球楽天との合同懇親会にイニエスタ、ポドルスキとともに出席。冒頭のトークセッションで、「いろいろなオプションがあった中で、神戸から最も強い気持ちを感じた」と入団への思いを熱く語った。

 スペイン代表として歴代最多の59得点をあげ、2010年W杯や08年欧州選手権を制覇。クラブでもバルセロナでチャンピオンズリーグを制するなど、獲得したタイトルは数知れない。懇親会でプレッシャーへの対処法を問われたストライカーは、「高いパフォーマンスには必要なもの」ときっぱり言い切った。

 「今はこのチームをより大きなチームにしていくことを楽しみにしている」。37歳となっても、野心を失っていない。

 チームは開幕戦まで2週間を切った。高い注目度にも、ポドルスキ主将は「まだ何も勝ち取っていない。客寄せパンダになったわけじゃない」と表情を引き締める。ビジャ(Villa)、イニエスタ、ポドルスキの“V・I・P”トリオが世界の技でリーグ優勝を勝ち取る。

2/11(月) 7:00配信 サンスポ
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