日本サッカー界の未来を担う逸材GKに賛辞が送られている。

 先月25日、ポルトガル1部のベンフィカは柏レイソルU-18に所属するGK小久保玲央ブライアンを獲得したことを発表。この一報は、電撃的なニュースとして大きく取り上げられた。

 ナイジェリア人の父を持つ小久保は190センチの大型GK。柏U-18の守護神として、昨シーズンは、高校年代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグで14試合に出場。昨年8月にはU-18日本代表の一員として、静岡県内で行なわれたSBS杯にも参戦。さらなる成長に期待がかかるなかで、ベンフィカという欧州でも指折りの名門の扉を叩いた。

 そんな逸材GKと2023年6月までの契約を締結したベンフィカだが、そのポテンシャルに対する評価はかなり高い。ポルトガル紙『A Bola』によると、同クラブの元副会長であるルイ・ゴメス・ダ・シルバは、「数年に渡ってベンフィカの正守護神を務められる才能を持っている」と絶賛したという。

「もしも、彼を早々に売却したり、他のクラブに引き抜かれてしまわなければ、コクボは何年もベンフィカを支えてくれるGKだ。それは間違いないよ」
 
 ベンフィカと言えば、数多くの名GKたちをいち早く買い付け、一流に育て上げることで有名なクラブでもある。ここ数年を振り返っても、エデルソン(現マンチェスター・シティ)やヤン・オブラク(現A・マドリー)、そして、現チームで正GKを務めている19歳のミル・スビラーと、多くの才能を開花させている。

 ゴメス氏も小久保のポテンシャルが世界的な名手たちに「匹敵する」と語っている。

「彼のことは注意深く見守らなければいけない。コクボはオブラクやエデルソン、ジュリオ・セーザルの系譜にいる」

 現在18歳の小久保。当面はU-23チームでプレーすることになっているが、ゴメス氏の意見を聞く限り、トップチームのゴールマウスに立つ日もそう遠くなさそうだ。東京五輪世代でもある有望株の成長に注目だ。

2/7(木) 18:39配信サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190207-00053917-sdigestw-socc

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