他の業種と同じくテレビ業界でも取り沙汰されている働き方改革について、ダウンタウンの松本人志が3日放送の「ワイドナショー」でその一端について明かした。

 番組では時間外労働の上限規制や、有給休暇の年5日取得義務について定めた、いわゆる「働き方改革関連法」について取り上げた。

 ダウンタウンは近年、大みそかに恒例となっている日本テレビ系「笑ってはいけない」シリーズに出演しているが、これは長時間の連続したロケが必要で、出演者、制作側ともに労力を注ぎ込まなければならないつくりになっている。

 この「笑ってはいけない」について、「スタッフが途中、代わらないといけない。倍かかるんですよ。制作費が。ずっとついてたらだめなんですよ。あの人達はね。我々はずっとやるんですけど(笑)。それはしょうがないんですけど」と内幕を明かした。さらに、「だからドラマとか映画とか大変だと思いますよ。スタッフが」と今後のテレビ・映画などのコンテンツ業界の苦労を思いやった。

 実際、すでにNHKでは記者職の女性が過労死認定されたことを受け、全局員の労働時間管理はもちろん、「大河ドラマ」や「朝ドラ」などの長期の撮影が必要な作品は、撮影期間や撮影時間の工夫をするよう動いている。

 民放、NHKを問わず、スタッフ側の労働時間に気を配らなければならない状況なのは確かなようだ。

2/3(日) 12:30配信 デイリースポーツ
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