0001鉄チーズ烏 ★
2019/01/24(木) 18:37:45.13ID:oM146S569――東京で2度目の五輪開催となる
川淵氏:1964年に開催された五輪に(サッカー男子で)出場できたのは、この上ない名誉なことと感激したね。普通の五輪よりもうれしさは倍増した感じがしていたし、友人たちも喜んでくれた。再び東京で開催されるのは「あり得ない」と思っていたけど、実現した。本当に素晴らしいことじゃないかな。
――評議員会議長として現状はどうか
川淵:うーん。東京都知事が小池百合子さん(66)に代わってから、五輪施設など(の建設や整備)が停滞していて築地(市場の移転)問題でも道路が…ね。ちょっと無駄な2年間だったと、ある種の怒りも感じていたが、日本人の勤勉さがあれば間に合うだろう。
――ほかにも運営面の不安はあるか
川淵:私たちが思う以上に、世界は日本に大きな期待をしているからね。たとえばバリアフリーも、どこまで整備できるか。ほかにもサービス精神が不足していると感じる。特に道路標識なんかはまだまだ。いろいろとやっているようだけど、私に言わせればまだ足りない。3000万〜4000万人の外国人が訪れるのに、英語ではなくローマ字表記が多く、文字も小さい。不思議で仕方ない。あれで車を運転する人に文字が見えるのか。世界に対して「おもてなし」をすると言ったのに、どうなのかね。
――トップリーグ連携機構の会長としては
川淵:もともと森(喜朗=81、五輪組織委会長)さんが多くの関心を集めるボールゲームで日本が勝てていないということで、トップリーグ連携機構をつくって各リーグを強化しようと始まった。ロンドン五輪でサッカー女子が銀メダル、バレーボール女子が銅メダルを取ったが、リオデジャネイロ五輪はなし。それじゃダメなんだ。ソフトボールが復活してくれたのは朗報だ。
――メダル目標は
川淵:五輪には7競技男女13の代表が出る予定だが、少なくとも5つはメダルを取りたい。ソフトボールは「もう絶対に」というくらいに確実だろう。あとはサッカー男子。少なくとも(68年メキシコ五輪以来となる)銅メダルは欲しい。会長の立場としても(出身団体の)サッカーでメダルは絶対。女子(なでしこジャパン)のほうは厳しいと思うが、期待したい。あとはホッケー女子、バスケットボール女子、(7人制)ラグビー(男女)か。
――注目する競技
川淵:意外に良いのはホッケー。これまで日本代表でも海外遠征はもちろん、国内合宿でも選手は(費用の)自己負担を強いられていたけど、スポンサーが見つかって(遠征費などは)協会が面倒見ることになった。損保ジャパン日本興亜さまさまだ。それに外国人の監督を公募したところ、男女とも外国人に決まったが、ジャカルタ・アジア大会でいきなり男女とも金メダルを取った。ちょっと環境が変わっただけで成績が出るなんて…。ちょっと驚きだった。
――心配な競技は
川淵:少し問題なのはバレーボール。女子は中田(久美)監督(53)が頑張っているけど、男子はずっと成績が出ていない。強くするにはバレー界が変わらないといけない。私に権限はないが、トップリーグ連携機構の会長として会議の席でも「口出しすることではないけど、強くするには外国人監督が必要」と言ったんだ。
――監督が代わると選手意識も変化する
川淵:そうなんだよ。まったく結果が出ない中、2年ごとに会長が代わって、2年ごとに強化責任者も代わる。それで強くなれるのか。だいたい、世間の人々も日本バレーは「強い」って誤解しているんだよ。決して世界の強豪国ではないんだけどね。
>>2以降に続きます
2019年01月24日 11時00分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/1255531/