2019.1.23 水曜日
グリーン・デイ、これまでに使用してきた100を超える機材を販売することが明らかに

グリーン・デイはこれまでに実際に使用してきた貴重な楽器の一部を売りに出すことが明らかになっている。

代表作の『ドゥーキー』がリリースされてから今年で25周年を迎えるグリーン・デイは、これまでのキャリアで彼らが実際に使用した100を超える機材が楽器販売サイトの「リヴァーヴ」で販売されることが明らかになっている。

フロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングは彼にまつわる50種類近いギターが販売されるほか、ドラマーのトレ・クールは5つのドラムキットや12のスネアドラムが販売される。販売される楽器のほとんどは、彼らがライヴで使用したものやレコーディング・セッションで使用したものになっている。

「すべてのギターは、それぞれのキャラクターを持っているんだ」とビリー・ジョー・アームストロングは述べている。「一つ一つが使っている人自身を映し出しているんだよ。その人がどんなソングライターで、どんなギタリストなのかをね。とりわけ使用済みのギターには、それぞれに歴史が詰まっているんだ。30年以上にわたってガラクタや素晴らしい楽器たちを集めてきたから、その一部を売ってしまおうと思ったんだ」

トレ・クールは次のように述べている。「もし価値のある物をある程度ためていたら、コレクターって呼ばれるよな。だから、俺は俺のコレクションの一部を少しだけ手放すことにしたんだ。誰かが使えるのに置いておくのはもったいないだろう。こういうものは今まで売ったことがなかったんだけどね。これが初めてなんだ。主治医の精神科医から、売ったほうがいいって言われたみたいな感じだね」

「真面目なことを言うと、俺の楽器を買ってくれた人がそれを楽しんでくれることを願っているよ……ステージで叩いてもらったり、スタジオで使ってくれたら嬉しいよ。単に置きっ放しになって、埃まみれになってしまうのだけは勘弁だね」

販売される楽器の一部は以下の通り。

ビリー・ジョー・アームストロングがライヴで愛用していた1958年製のギブソン・レスポール・ゴールドトップ

ビリー・ジョー・アームストロングが『アメリカン・イディオット』ツアーのツアー・バスで使用していた1950年代製のギブソン・ES-140T・エレクトリック・ギター

ビリー・ジョー・アームストロングが2012年のアイハートラジオ・ミュージック・フェスティバルで破壊した2011年製のTVイエロー・ギブソン・レスポール・ジュニア(修復され、弾けるようになっているのでご心配なく)

『21世紀のブレイクダウン』ツアー、『ウノ!』『ドス!』『トレ!』ツアー、『レボリューション・レディオ』ツアーで使われた1950年代製のギブソン・ES-125 TCD・エレクトリック・ギター

2002年の「ポップ・ディザスター」ツアーでトレ・クールが燃やしたOCDP製のシルバースパークルのドラム・キット。こちらは修復が施されておらず、当時の焦げなどが残っているという。

1995年の『インソムニアック』ツアーで使われたエイヨットの緑のメイプル製ドラム・キット

1990年代後半から2000年代の初頭にかけて作られた、「スピットファイア」と名付けられたスリンガーランド製のトレ・クールのシグネチャー・モデルのドラム・キット。トレ・クールはいくつかを自身で保有していたというものの、今回販売されるものが「おそらく現存する唯一のもの」だという(残りは燃やしてしまったらしい)。

グリーン・デイの一連の機材は現地時間2月7日から「リヴァーヴ」で販売される。「リヴァーヴ」の公式サイトでは商品の一部やトレ・クールのインタヴューなどを観ることができる。

(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)


Photo: GETTY
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