『第4回 上方漫才協会大賞』が14日、大阪・よしもと漫才劇場で開催された。近代漫才の祖、横山エンタツ・花菱アチャコからの歴史の継承と発展のために上方漫才協会が、昨年活躍した芸人を称える、さまざまな賞を発表した。毎年、話題となる名物企画、よしもと漫才劇場「男前&ブサイク芸人ランキング」も発表され、3年連続でアインシュタインの稲田直樹がブサイク部門の1位を獲得し、殿堂入りを果たした

 一昨年から漫才劇場に出演する芸人を大賞に復活した同ランキング。2年連続で1位だった稲田が今年も他の追随を許さない独走劇を見せて殿堂入りを果たした。大きくしゃくれたあごなど特徴的で、今くるよに「吉本の宝」とまで言わせた奇跡の顔を持つ。壇上で稲田は「ブサイクと言われることに誇りを持っています」ときっぱり。時代に逆行し、何かと批判されることの多い同ランキングの1位に胸を張り、芸人としての矜持を見せた。

さらに「そういう芸人が増えてきてほしい」と後続の芸人たちにエールを送り、潜在能力の高い“後継人”としてブサイク23位の吉田たち・ゆうへいを指名した。吉本新喜劇の井上安世と結婚したばかりのゆうへいは「僕、結婚してますから」と丁重に辞退したが、来年のランキングに注目が集まりそうだ。

 一方、男前ランキングの1位は稲田の相方の河井ゆずるに。ガッツポーズの河井は「これまで2位とか3位とか中途半端な結果だったので、なんとか1位がとれてよかった」と笑顔を爆発させていた。

■上方漫才協会大賞
大賞:見取り図
特別賞:霜降り明星
新人賞:エンペラー
文芸部門賞:ジソンシン、ツートライブ、ロングコートダディ、ダンビラムーチョ、なにわスワンキーズ
話題賞:よしもと漫才劇場

1/16(水) 20:15配信 オリコン
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