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2019/01/13(日) 14:16:49.79ID:G43OASTn9あっけらかんと言い放った。テレビカメラ28台、報道陣約200人が詰めかけた会見で、今後について聞かれると笑顔でこうアピールした。
「私はけっこうバラエティーが好きで、テレビにも出させていただいているんですけど、お笑いというか、とにかく笑って笑顔でいることが好きなので、キャスターというよりバラエティーの方が向いているのかなと、自分では思っています」
さらに「色んなことに挑戦できればと思っています。何かありましたら、よろしくお願いいたします」とダメ押しした。
確かに、かつてアルソック(綜合警備保障)のCMに出演した際、『安心戦隊アルソック』のコスチュームに身を包み、壁にはりついて目からビームを放つコミカルな姿は、視聴者の爆笑を誘い、同時に国民栄誉賞アスリートがここまでやるかと度肝を抜いた。
元サッカー女子日本代表の澤穂希さん(40)と共演中の清涼飲料水のCMでも、コメディエンヌぶりを発揮し好評を博している。
昨年の大みそかにはテレビ朝日系の人気番組「よゐこの無人島0円生活スペシャル」に出演し“体当たり企画”に挑戦した。
最優先の夢は結婚と出産で「女性としての幸せは絶対につかみたい」というが、現状は「彼氏はいません。(結婚の予定も)ないですね」。
母校・至学館大のレスリング部と日本代表のコーチを兼務しているが、「(教え子たちは)なぜ、この技ができないんだろうと思ってしまう。私には(コーチ業は)合わない」と適性なしと自己分析している。
各政党から待望論が湧き起こっている今夏参議院選への出馬も、「私は全くございません」と笑顔で完全否定した。
そんな中、この日の会見には、母・幸代さん(64)と兄・栄利さん(38)も登壇した。父・栄勝さんが2014年に61歳で亡くなった後は、吉田さんが家族を支える大黒柱。コーチ業よりもタレントの方が高収入を望める事情もある。
タレント活動をアシストしてくれそうなテレビ局の存在もある。
吉田さんはレスリングの主要大会の放映権を持つ日本テレビとのパイプが太い。同局は昨年10月、足かけ5年58カ月連続で獲得していた月間視聴率の「3冠王」(全日=午前6時−午前0時、プライム=午後7−11時、ゴールデン=午後7−10時)のうち、全日部門で陥落。「吉田さんは3冠復帰の切り札役になりうる」(同局関係者)と期待する声がにわかにあがっている。
レスリングを始めたのは3歳から。幸代さんによると「3歳から家族の思いを背負って強制的にやらされていた」。それから33年。昨年6月に「引退してみたら?」と声をかけたのも幸代さんだった。そろそろ娘もレスリングから解放され、自分の興味のままに生きてみてもいい頃合いと考えたのだろう。
その娘が“霊長類最強女子”の異名を取っていたことについては、「どなたがつけたのか? 霊長類最強イコールゴリラみたい。一応女性だし、親としては『えっー』という感じだった」と複雑な胸中を明かす。それでも、お笑いタレント志向については「わたしたちは応援するだけ」だ。
国民栄誉賞は昨年8月に受賞したフィギュアスケートの羽生結弦(24)まで27人(チームとしてのなでしこジャパンを含む)。アスリートでの初受賞者は本塁打世界新記録を達成した王貞治(当時37歳)=現プロ野球ソフトバンク会長=以降11人。女性アスリートとしては元なでしこの丸山桂里奈(35)がタレントとして活動している。
約45分の会見中、涙を流すことはもちろん、目頭が熱くなることもなかったという吉田さん。その理由は「笑顔でいることが好きなんです」。今後、テレビの画面上でお笑いタレントとしての適性を実証できるか。これまで吉田さんが歩んできた、あまりに過酷な道に比べれば、これからは随分平坦に見えてしまうほどだ。
https://news.infoseek.co.jp/article/00fujispo1901120001/