米バージニア州で1993年に起きた、妻ロレーナ・ボビットが夫ジョン・ウェイン・ボビットの性器を切断するという衝撃的な事件の裏側に迫ったドキュメンタリー「ロレーナ(原題) / Lorena」の海外版予告編が公開された。『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督が製作総指揮を務め、2019年サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されることも決まっている話題作だ。

 予告編は「これは現代のラブストーリー。男が女と出会い、恋に落ち、結婚し、女は男の性器を切断する」というナレーションからスタート。血だらけのベッドや犯行に使われた包丁が映し出されるほか、当時センセーショナルに報じられた裁判での映像(ロレーナはジョンから身体的&性的に虐待されていた)、そして現在のロレーナとジョンのインタビューで構成されている。Amazonプライム・ビデオが手掛けた全4話の作品で、アメリカでは2月15日に配信が始まる。

 製作総指揮のピールは「ボビットという名前を聞くと、我々はメディアの見世物となったセンセーショナルな事件を思い出すはずだ。だがこの作品では、ロレーナが彼女の真実を語り、ジェンダー、虐待、正義を求める気持ちについての重要な議論を起こすだろう。これはロレーナの物語で、我々は彼女がそれを語る手助けができて光栄に思う」とコメントしている。(編集部・市川遥)


2019年1月9日 12時21分
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動画 https://youtu.be/zgczWr9Vqm8