◇「RIZIN.14」スペシャルエキシビション フロイド・メイウェザー―那須川天心(2018年12月31日 さいたまスーパーアリーナ)

格の違いというより体格差はあきらかだった。プロボクシングの元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(41=米国)が、
ボクシングルールのスペシャルエキシビション(3分3ラウンド)でキックボクサーの那須川天心(20=TARGET/Cygames)と対戦し、1Rに3度のダウンを奪ってTKO勝ちした。

「日本の皆さん。東京は素晴らしい。楽しんでもらえる試合を意識した。全ての人に感謝したい」。
プロボクシングで50戦50勝無敗を誇る最強の男。笑顔で挑発し、那須川の左が顔面をかすめると本気に。左フック、右フック、左フックでなぎ倒すように3度のダウンを奪うと、レフェリーが試合を止めた。
キック禁止に加え、体格差は明らかでマッチメーク自体に無謀なものを感じる後味の悪さが残った。
メイウェザーも「これはボクシングの公式戦ではない。天心はこれからも無敗のキックボクシングの王者。
私も引退している立場」と冷静に語った。泣き崩れる那須川に「素晴らしい格闘家として頭を高く上げろ」となぐさめたという。

29日の夕方に来日したばかりだったが、最高で1試合300億円超のファイトマネーを稼いだことのある41歳。
今回、ファイトマネーはメイウェザー本人が米国での会見で告白したところでは200万ドル(約2億2000万円)。
ボクシング・ルールでキックボクサーの那須川が蹴りを繰り出した場合、キック一発につき500万ドル(約5億5000万円)の違約金が設定されていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000157-spnannex-fight
12/31(月) 23:49配信

https://www.youtube.com/watch?v=nCgZUmGKwSY
那須川天心 VS フロイド・メイウェザー

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