>>198
どういう趣味の人か知らんから分からんけど、
小難しいのが苦手で
楽しくて面白いのがいいってことであれば、

黒澤作品の中でもかなり尺の短い(約1時間半)
活劇ものでコメディ的要素もあり
近年 森田芳光監督・織田裕二でリメイクもされた「椿三十郎」から始めて、
それが面白かったら
同じシリーズでさらに評価の高い「用心棒」。

活劇おもしれぇなぁと思ったら
有名な「七人の侍」もいいし、他にお勧めは
あのジョージルーカスが物語やキャラ等々をかなりの部分で拝借してるw
「隠し砦の三悪人」。
これはとにかく三船敏郎の侍大将がカッコイイし、
ヒロインの男勝りなビジュルアルがいいし
どの部分がスターウォーズで使われてるか
ってのを探しながら観るのもいいかも。

時代劇にちょっと飽きてきたら
サスペンスものの「天国と地獄」。
これは犯人の手口があまりに巧妙で
映画公開後に同じ手口の犯罪が多発してしまったために
実際の刑法が改正された というほど。

同じ犯罪物だと他には
若い刑事が拳銃を紛失してしまって
それを犯人から取り戻すために相棒のベテラン刑事と捜査する
「野良犬」。

じっくりと、しみじみと感動したい場合は
名作の誉れの高い「生きる」。
これは脚本の展開が本当に見事。

んでドッシリとしてて大感動したい場合は
黒澤映画の集大成ともいえる「赤ひげ」。

ホラー的要素の作品でいえば「蜘蛛巣城」。
これは全体的におどろおどろしいし
蜘蛛巣城の不気味で壮大なセットを見るだけでも一見の価値有り。

同じく戦国ものでいうと
カンヌで賞を獲った「影武者」、
当時破格の製作費をかけて作られて
豪華で綺麗な画面が楽しめる「乱」。

あと個人的には初期の作品の「醜聞」もお勧め。
これはタイトルはちょっと難しそうな感じだけど
実際の作品はスキャンダル記事を元にした裁判絡みの作品。
尺も1時間半くらいしかないし
全体的に明るい雰囲気で楽しめる