俳優の唐沢寿明が、来年1月スタートのTBS系日曜劇場『グッドワイフ』(毎週日曜 後9:00)に出演することが、わかった。常盤貴子演じる主人公・杏子の夫でスキャンダルで逮捕された“疑惑の”エリート検事・蓮見壮一郎役に起用された。
常盤と唐沢は2009年に公開した映画『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」の以来の10年ぶりの共演となり今回が初の夫婦役となる。

 リドリー・スコットが製作総指揮で2009年から7年にわたってアメリカで放送されたドラマ『The Good Wife』を原作に、夫がスキャンダルで逮捕され、16年ぶりに弁護士に復帰する妻が仕事のブランク、夫への疑惑、そして、同期との再会――子どものために、“覚悟を決めて”数々の困難に諦めず立ち向かう姿を爽快に描いていく。

 唐沢演じる壮一郎は次期検事総長としても期待されていた、元東京地検特捜部長。ある日突然、汚職疑惑と女性スキャンダルが持ち上がり逮捕され、一瞬にして家族も地位も名誉も失ってしまう。さらに取り調べでは、壮一郎との出世争いに敗れたものの、壮一郎の失脚により特捜部長に就任した脇坂(吉田鋼太郎)と、元部下で腹心の間柄だった佐々木(滝藤賢一)から追い詰められていくという役どころだ。

 また、杏子の人生の歯車を大きく狂わせ、その後も様々な形で杏子を翻弄していく壮一郎は、汚職疑惑について否認を続けるが、その心のうちは誰にも読めない。むしろ、顧問弁護士を通じて策を講じる壮一郎の姿は、別の深い思惑さえも感じさせ・・・。果たして壮一郎にかけられた疑惑の真相は…。スリリングなストーリーが展開される。

 女性スキャンダルによって夫婦関係にひびが入った壮一郎と杏子。杏子は子どもたちを守るために弁護士復帰を果たし、輝きを取り戻していくなか、彼女にてを差し伸べる多田(小泉孝太郎)の存在に壮一郎は徐々に気持ちを乱される。三人の人間模様はどうなっていくのか。壮一郎の本心はどこにあるのか。

 唐沢は「常盤さんは映画で共演したこともあり、他にも何名か共演したことのある俳優さんがいらっしゃるので、楽しみです。この作品の原作を見たとき本当に面白くて、これを日本に置き換えたらどうなるんだろうと思っていました」と期待。「家族を支えるため16年ぶりに弁護士復帰する杏子の奮闘と、次々に真相が明らかになっていく壮一郎の事件。毎回目の離せないストーリーになっておりますので、ぜひご期待ください!」とアピールしている。

 東仲恵吾プロデューサーいわく夫である壮一郎の事件の裏で渦巻く思惑は、日本版としてほぼオリジナル要素で描かれてくそう。
「主人公が弁護士に復帰するきっかけを作った夫は、この物語の柱のような存在です。妻も、そして周りの人間も翻弄する圧倒的な存在感を発揮して演じていただく方と考えた時に、唐沢寿明さんだと思い、今回ご出演をお願いしました」とオファーの理由を語り、「果たして、夫は本当に汚職をしたのか。妻とやり直せるのか。ひと味もふた味も違う濃厚な人間ドラマをぜひお楽しみください」と自信をみせている。

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