29日、東京都・恵比寿にて12月31日にさいたまスーパーアリーナで行われる『RIZIN.14』についての記者会見が行われ、榊原信行RIZIN実行委員長が今後のRIZINの展望を語った。

まず、大晦日の『RIZIN.14』は年またぎのイベントとなり、カウントダウンも行われることを発表。
「平成の時代が終わる、一つの年号が切り替わるその瞬間を皆で体感したいと思いますので、
今年は大晦日を超えてニューイヤーを皆で過ごせるようになイベントにしたいとそう思っております」と抱負を語った。

続けて、RIZINとしては初の試みとなる“RIZIN王座”を制定し、タイトルマッチを行っていくことを発表。
今大会ではRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチとして浅倉カンナvs浜崎朱加、RIZINバンタム級タイトルマッチとして堀口恭司vsダリオン・コールドウェルの二試合が行われる。
これについては、アメリカの総合格闘技団体・ベラトールとアライアンスを組んでアメリカ格闘技界との太いパイプが出来たということが背景にあると見られ、
ベラトールの現役王者であるコールドウェルがRIZIN王座に挑戦するという大胆なマッチメイクからも両団体の関係性の深さが伺える。

また、来年にはライト級のグランプリを開催することも発表。ベラトールを始めとして世界中のプロモーションからトップ選手を参戦させていくという意欲を語り、
「ファンは本当に誰が強いのかを見たいわけですから、将来的にはUFCにも出てきてほしい」とUFCにも言及した。

会見後の囲み取材で、榊原実行委員長は「日本の格闘技の選手たちは、世界で戦うってのを勘違いしてるけど、世界=アメリカですから。格闘技の世界はね。
アメリカで戦わない以上、『世界で戦った』とは言えないです。残念ながら。日本で戦ってる選手が世界で戦うのを目指すならアメリカしか無い。
そこでナンバーワンになれるかどうか、存在感を示せるかどうかっていうチャレンジは選手とともにプロモーション、団体のトップとしてもしたいなあと思いますね」とアメリカ進出の重要性を解いた。

また、那須川天心vsフロイド・メイウェザーJr.との試合については「正式にメイウェザーがフェアウェアに戻ってきたっていうことも含めて、
那須川天心っていう選手への注目度がべらぼうに増してますね これがエキシビジョンマッチとかは別として3分3Rになるけど、メイウェザーが真剣勝負で闘うわけですから、
それは去年コナー・マクレガーとの8月以来久々のリング。
それはみんな見たい。それは海外のファンもそういう感じではありますね。少なからずKO決着になると僕は予想しています。
なぜなら天心が3分間全速力で倒しに行くわけですから、パンチだけだとしてすべて避けきって3分3Rをムーブアラウンドして、
一撃ももらわずにメイウェザーも逃げ切れはしないと思いますから。
その中でメイウェザーのスイッチを押せれば、メイウェザーを本気モードにさせられれば、逆に天心がメイウェザーにノックアウトされることもあるでしょうし。
まあ、みんなが好きな感じの試合になりますよ」と語り、12月前半には天心がアメリカに発ちメイウェザーのジムで公開スパーリングや記者会見などを行う見通しを述べた。
また、この試合の細かいルールや、テレビ放送も考慮した試合順などについては未定ではあるが、最終調整の段階に入ったことを明かした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181201-00010003-battlen-fight
12/1(土) 19:10配信