明治安田生命J1リーグ最終節が1日に開催された。鹿島アントラーズはサガン鳥栖と県立カシマサッカースタジアムで対戦し、0−0の引き分けに終わった。試合後、鹿島の日本代表DF昌子源がコメントを残している。

AFCチャンピオンズリーグ出場権を争う鹿島と、残留に向けて気が抜けない鳥栖の対戦。試合は、ゴールレスドローで終了し、両者が最低限の目的を達成した。

試合後、鳥栖戦を振り返った昌子は「難しい試合になりました。最初は鳥栖さんの勢いっていうのもありましたし、自分たちのサッカーが思う通りにいかなかった。途中から、なんとなく鳥栖さんが0-0を狙ってる雰囲気もありました。それでちょっとまた難しい展開になってしまったかな」と、それぞれ大事なものが懸かる中で生み出された独特の緊迫感を口にした。

この試合では、フェルナンド・トーレスと相対した昌子。経験豊富な元スペイン代表FWの印象については、「正直、顔が小さいし、そんなガッチリしている印象はなかったんですが、ファーストプレーで後ろからアプローチに行った時に強くて、『これ、ちょっとヤバいな』と思いましたね。

くさびのボールがずっと見えなかった。『あ、これちょっと違うな』という感じを2回目ぐらいのコンタクトで気づきました。そこから自分も、わざとトラップさせたりとか、(間合いなど)工夫を考えました」と語り、競り合って初めてわかる圧力があったと強調した。

そんな中でも、「もちろん全盛期に比べたらスピードとか落ちてるかもしれないですけど、ああいう体を当ててくるタイミングとかは、やっぱりすごかった。本当に楽しかった」と。強敵相手との好勝負を楽しんだ様子だった昌子。

「優勝逃したことも、もちろん悔しいですし、今日勝てなかったっていうのが僕の中では一番悔しかった」と語る男は、「次、浦和戦もすぐにホームでの試合が来る。実質次が最後のホーム最終戦。本気で21冠を取ろうとしてるのかっていうところに、自分たちにもう一度問いかけるべき」と5日に同会場で行われる天皇杯準決勝の浦和レッズ戦に向けて気を引き締めていた。

12/1(土) 20:56配信 goal
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