11月シリーズ終了後の日本代表「最新序列」
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・GKは一貫して3選手を招集、シュミットはアピール次第で大会中に序列を覆す可能性も

森保一監督率いる日本代表は20日の国際親善試合キルギス戦で4-0と快勝し、年内ラストマッチを終えた。

来年1月にUAEで開催されるアジアカップに向けて、代表での最終テストを終えた形だが、新体制5試合を終えた時点での“最新序列”とともに、アジアカップの招集メンバー23人も予想。

“滑り込み選出”が予想されるポジションはどこなのか。GK、左右のサイドバック、センターバック(CB)、ボランチ、左右のサイドハーフ、トップ下、1トップに分けて、それぞれの最新序列とアジアカップ当落予想を探る。

【森保ジャパン・試合結果】

9月11日 コスタリカ戦 ○3-0(得点者:OG、南野、伊東)

10月12日 パナマ戦 ○3-0(得点者:南野、伊東、OG)

10月16日 ウルグアイ戦 ○4-3(得点者:南野2、大迫、堂安)

11月16日 ベネズエラ戦 △1-1(得点者:酒井)

11月20日 キルギス戦 ○4-0(得点者:山中、原口、大迫、中島)

【序列&アイコン】
序列=上から高い順
◎=メンバー入り濃厚
○=当落線上
△=現状ではメンバー入り困難

■GK(予想:3枠)
◎ 東口順昭(G大阪)
◎ 権田修一(鳥栖)
◎ シュミット・ダニエル(仙台)

 新体制発足時から一貫しているのが最後尾だ。東口、権田、シュミットの三人は毎回招集され、東口と権田が2試合ずつ、シュミットが1試合に起用されている。GK陣最年長の東口がやや抜け出している印象だが、権田と明確な差は見られない。シュミットもアピール次第では大会中に序列を覆す可能性を秘めている。

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・気がかりな長友の状態、メンバー選考に影響も 11月シリーズで固まったエリアも

左SB(予想:2枠)
〇 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
◎ 佐々木翔(広島)
—————当落線—————
〇 山中亮輔(横浜FM)
△ 車屋紳太郎(川崎)

 気胸の影響で11月シリーズ未招集となった長友次第か。万全のコンディションであれば不動の存在だが、プレーできない現状を考えると大会招集は不透明。戦線復帰後にどの程度プレーできるかで、メンバー選考にも影響を及ぼしそうだ。キルギス戦の開始2分に代表最速デビュー弾を叩き込んだ山中が、高い攻撃性能とキック精度を武器に名乗りを上げている。コンスタントに招集されている佐々木はメンバー入り濃厚となっている一方、山中の台頭で車屋は後手を踏んでいる印象だ。

■右SB(予想:2枠)
◎ 酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
◎ 室屋 成(FC東京)

 序列が明確なポジションの一つで、酒井がスタメン、室屋がバックアッパーという構図だ。選手層の薄さは懸念だが、初陣ではボランチを主戦場とする守田がユーティリティ性を買われ、このポジションで起用された。有事の際には遠藤も対応可能。酒井と室屋によほどのことがない限り、そのまま選出されるだろう。

■CB(予想:4枠)
◎ 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
◎ 槙野智章(浦和)
◎ 三浦弦太(G大阪)
◎ 冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)
—————当落線—————
△ 植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)

 11月シリーズを通じて人選が固まったポジションだ。もともと森保監督は吉田と槙野に信頼を寄せており、三浦の能力も高く評価。その一方で、特大のポテンシャルを秘める冨安を新体制2戦目のパナマ戦で19歳ながら先発に抜擢。代表デビューを飾った若武者は11月16日のベネズエラ戦でもフル出場を果たし、一定の安定感を保った。

試合中に右膝を打撲した影響で合宿離脱を余儀なくされたが、大会には十分間に合いそうだ。直近のキルギス戦で緊急交代した槙野は、味方との接触プレーによる脳震とうと診断され、幸いにも大事には至らなかった。

つづく

11/21(水) 6:40配信 フットボールゾーン
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