WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27=伴流)が11日、同級1位イフゲニー・シュプラコフ(28=ロシア)とのV1戦
12月30日、大田区総合体育館)に向けた米国・ロサンゼルスでのキャンプに出発した。

3年前から米国を練習拠点にしており、帰国予定の12月16日まで合宿を行う。
週に約30ラウンドをこなす予定で「全部ボクシングに集中できるのが一番いい。
海外の選手に交ざってやるのはすごく刺激になるし、成長できる」と目を輝かせた。
さらに「同じロス近郊で練習しているみたいなので、ぜひやってみたいですね」と4階級制覇王者マイキー・ガルシア(30=米国)とのスパーリングも熱望した。

7月に、日本人選手として37年ぶりに米国で世界王座奪取に成功。
イケメンの次期スター候補は年末恒例となったフジテレビのボクシング中継で、トリプル世界戦のメインに抜てきされた。
「責任感はすごく感じてます。気持ちは乗ってますね。年末に大きなイベントでやらせてもらえるのは、周りからの見られ方も違うんだなと思います」と意気込む。

一方で、フジテレビでの中継が予定される大みそかの「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)では、
元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)とキック界の“神童”那須川天心(20)の対戦が発表されながら、
メイウェザー側が公式戦の合意を否定。現在、試合の開催が不透明となっている。

これに伊藤は「やめてほしいですね。ちょっとショックですけどね、ああいうショーっぽいのにメイウェザーが出てしまうのは。
あれだけ偉大なボクサーが。やらないでほしいですね。スパーリングみたいなのやるんだったら、やらなくていいんじゃないかなって思っちゃいますけど。
年末はやっぱり自分で締めたいなっていうのはあります」とボクサーとしての心境を吐露。

さらに「RIZINやK―1へのリスペクトもありますけど、ボクシングのように世界中で認められているスポーツってなかなかない中で、世界の価値ってすごく高いと思う。
僕はボクシングにプライドを持っているので、RIZINやK―1には負けたくない。ボクシングの良さをアピールしたいし、その中で僕が勝ってスターになればいいかな」と年末の“主役取り”を誓った。

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2018年11月11日 18時39分 東スポWeb

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