ガンバ大阪は10日のJ1リーグ第32節で湘南ベルマーレに1-0で勝利し、破竹の8連勝で残留を確定させた。決勝点を挙げたのは、またもや韓国人FWファン・ウィジョだった。今季クラブのJ2降格危機を助けた救世主は、「この活躍ぶりを海外のクラブが注目している」と韓国スポーツ専門メディア「SPOTVニュース」が報じている。

 0-0で迎えた後半15分、ファン・ウィジョはDF米倉恒貴の右サイドからのクロスをニアに飛び込んでヘディングで押し込み、クラブ記録の6試合連続ゴールを決めた。エースの一撃でリードを手にしたG大阪は1-0で逃げ切り、降格圏から8連勝を飾ってJ1残留を決めた。

 リーグ3位の16ゴールを挙げ、今夏のアジア大会でも得点王(9点)に輝く目覚ましい活躍を見せたファン・ウィジョの注目度は高まっているという。

「ドイツのブンデスリーガとスペインのラ・リーガなどからの関心が高い。J1リーグは欧州が注視するリーグでもある。ファン・ウィジョは2019年夏までガンバ大阪と契約した。2017年夏にガンバ大阪に移籍した当初、兵役の問題があったため、長期契約を結べなかった(韓国代表がアジア大会で金メダルを獲得して兵役免除)。2018年シーズンが終われば、ファン・ウィジョは自由に移籍するチームを探すことができる」

 記事では、ファン・ウィジョのマネジメント会社「ivan sports(イバンスポーツ)」関係者の声を伝えている。

兵役免除を勝ち取ったアジア大会に送り出してくれたG大阪との協議が最優先も…

「欧州で関心が高いのは事実。ただ、ガンバ大阪との協議が先だ。契約期間があまり残っていないが、まだシーズンは終わっていない。ガンバ大阪も当然再契約を求めてくるだろう。ガンバ大阪がこれまで様々な面で配慮してくれたことを考えれば、真っ先に協議するのは当然のこと。破格のいい話があれば、それを進めるかもしれないが、基本的にはガンバ大阪と話を進めるだろう」

 また、同サイトはファン・ウィジョの現在の気持ちについて、「ガンバ大阪はチームが降格危機にある状況にもかかわらず、ファン・ウィジョをアジア大会に快く送ってくれた。彼はガンバ大阪の配慮に感謝の気持ちを持っている。選手としては欧州進出を夢見ているが、ガンバ大阪への義理を捨てて、単独行動でチームを離れる考えはない」と言及。マネジメント会社側も「公式のオファーはまだ来ていない」と話しているという。

 筆者も今年9月にファン・ウィジョをインタビューしたが、その時も「チームを離れるなんて考えたことはありません。J1残留のために全力を尽くしたい」と強い口調で語っていた。

 Jリーグでの活躍が認められ、韓国代表にも必ず名前が挙がる存在になった。チームへの恩義を感じないはずがない。来季もJ1でプレーしている彼の姿が見られると思うが果たして……。

11/11(日) 12:10 フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181111-00147128-soccermzw-socc

写真
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