サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦(3日、カシマ)でペルセポリス(イラン)に2―0と先勝したJ1鹿島は10日(日本時間11日)に敵地での第2戦に臨む。

 クラブ初のアジア制覇に王手をかけた鹿島について、元日本代表FW武田修宏氏(51)は「ここまで勝ち進んだのは、優良な日本人選手とレベルの高い外国人選手がバランス良く融合したのが要因だね。そこは(7月にテクニカルディレクターに就任した)ジーコさんの力が大きいんじゃないか」と指摘した。

 特に「外国選手はジーコさんがチーム内にいることで、普段とはメンタル面とモチベーションが違うでしょう。日本人も助っ人の力を生かそうとしていたし、外国人も日本選手に合わせようとした。ジーコさんが、そのバランスをうまく整えた」とし“サッカーの神様”の功績をたたえた。

 第2戦に向けてのポイントにMFレオシルバ(32)、FWセルジーニョ(23)とともにFW鈴木優磨(22)の名前を挙げた。

 武田氏は「彼の積極性は頼もしい。意外性もある」。その上で「完全アウェーになるけど、鹿島は苦しいときでも我慢強さや粘り強さを発揮できる。そこは強みだから」とクラブ初のアジア制覇を確信している。

 鹿島にとって優位な状況で臨む第2戦。これまで国内で奪取した数々のタイトルに「ACL優勝」を加えて、記念すべき20冠を果たせるか。

11/5(月) 16:48配信 東京スポーツ
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