https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181105/K10011698641_1811051037_1811051038_01_02.jpg

ピョンチャンパラリンピック、スノーボードの金メダリストで、2年後の東京オリンピックとパラリンピック両方の出場を目指していた成田緑夢選手は、東京オリンピックの出場は断念し、陸上の走り高跳びでパラリンピック出場を目指す考えを明らかにしました。

左ひざから下に障害がある成田選手は、ことし3月のピョンチャンパラリンピック、スノーボードで金メダルと銅メダルを獲得したあと、別の競技で東京オリンピックとパラリンピックの両方の出場を目指していました。

成田選手は射撃や馬術、カヌーなどに相次いで挑戦し、出場競技を探してきましたが、東京オリンピックは時間がなく間に合わないと判断し、出場を断念しました。

そのうえで3年前から続けている陸上の走り高跳びで東京パラリンピックの出場を目指す考えを明らかにしました。

成田選手はことし7月のパラ陸上、国内大会の走り高跳びで1メートル75センチの好記録を出し優勝しています。走り高跳びを選んだ理由について成田選手は、これまでの実績があることに加え、他の競技では自分の障害のクラスがなかったことや大会の数が限られ出場資格を得るのが難しいと判断したとしています。

成田選手は「夏と冬のオリンピックとパラリンピックの4大会の出場が夢なので、まずは夏のパラリンピック出場を目標に掲げて頑張りたい」としています。

2018年11月5日 10時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181105/k10011698641000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002