NHK札幌放送局は2日、オウム真理教の後継団体主流派「Aleph(アレフ)」に関する取材で、同放送局のディレクターが、住民インタビューを記録した音声ファイルのURLをアレフ側に誤送信したと発表した。

 発表では、URLが誤送信されたファイルには、アレフ関連施設周辺の住民ら6人に対するインタビュー音声が約2時間半にわたって収められていた。インタビューは先月行われ、一部の音声には個人を推測できる内容も含まれていた。同放送局は連絡が取れた2人に陳謝したという。

 ディレクターは1日午後5時頃、音声の文字起こしを外部の委託業者にメールで依頼した際、ファイルをダウンロードするためのURLを同僚にも同時送信しようとして、誤ってアレフ側のメールアドレスに送ったという。ディレクターは直後に誤送信に気付いて上司に報告した。同放送局は2日午前、ファイルを開けないようにするシステム上の措置を取った。


11/2(金) 21:38配信 読売新聞
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