海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ作品で、主演女優がナオミ・ワッツに決定したと、Deadlineほか複数媒体が報じた。

　米HBO局が製作する「ゲーム・オブ・スローンズ」は、架空の大陸を舞台に、複数の名家による熾烈な覇権争いを描くファンタジー。ドラマは第7シーズンまで放送されており、2019年に最終シーズンが全米放送予定となっている。

　スピンオフは、本編シリーズの数千年前を描いた前日譚（たん）となり、世界が黄金時代から暗黒の時代へと突入していくさまが描かれる。ナオミが演じるキャラクターの名前は明かされていないが、同サイトでは「暗い秘密を隠した、カリスマ性ある名士」を演じると報じている。

　「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者ジョージ・R・R・マーティンと『キック・アス』『キングスマン：ゴールデン・サークル』の脚本を手掛けたジェーン・ゴールドマンが製作を担当し、ゴールドマンがショーランナーも務める予定だという。放送時期などは、現時点で未定。

　ナオミは、日本の傑作ホラーをハリウッドでリメイクした『ザ・リング』（2002）で日本でも知名度を高め、『21グラム』（2003）、『インポッシブル』（2012）ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど評価を高めた。近年では、ドラマ「ツイン・ピークス：リミテッド・イベント・シリーズ ザ・リターン」で体当たりの演技を見せている。
（編集部・倉本拓弥）


2018年10月31日 18時02分
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