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2018-10-28

 18年7月クールで、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』とTBS系『義母と娘のブルース』というドラマ2作に出演。『半分、青い。』では、ヒロイン・鈴愛の幼なじみで、クールな理論派だが誰よりも優しく傷つきやすい好青年の律役。一方の『義母と娘のブルース』(TBS系)では、フーテンのダメ男・麦田章役と、相反するキャラクターを見事に演じ分けた佐藤健が、有識者と視聴者が共に支持する“質の高いドラマ”を表彰する「第13回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で「助演男優賞」を受賞。30歳を目前に、「初めてのいい経験ができた」という佐藤に、その2作品と役者観について語ってもらった。
中略
――『半分、青い。』と『ぎぼむす』は人気ドラマでしたが、それを支えた1人として、佐藤さんに対する世間の認知も変わったと思います。
【佐藤】 時期が重なったことは“幸運だった”としか言えないし、ラッキーだなって。僕は、来年の3月で30歳になるんですが、20代後半はたくさん働くと決めていて。今まで連ドラもあまり出てこなかったから、珍しく時間を縫って同時に2作品の現場を経験して大変だった。でもこうして助演男優賞をもらえて、皆に喜んでもらえたので、それは嬉しいですね。

――ちなみに、プライベートでの佐藤さんはどんな人なのでしょうか?
【佐藤】 パット見は律のテンションと近いのですが、律ほどナイーブでもないし、麦田章ほど熱くもない。だけど、ナイーブな部分も熱い部分もあって。周りの人がどう僕のことを受け取っているかは、それぞれ違うと思います。

――普段はアクティブですか?
【佐藤】 そうではないかな……どっちかというとインドア派ですかね。

――時間を縫うのは苦手と言っていましたが、仕事を詰め込みすぎるのは苦手なタイプですか?
【佐藤】 普段から“役を生きたい”という願望があって、だからあまり同じ時期に2つの役を演じることをやってこなかったです。

――今後も連続ドラマに出演したいという願望はありますか?
【佐藤】 出たい気持ちはありますが、2作同時に重なることはないと思います(笑)。

――30歳で求められる役、人物像も変わってくると思うのですが、どんな役を演じたいですか?
【佐藤】 30代ということを隠し続けていきたいです(笑)。“もう30歳なの?”ってびっくりされるように、20代で演じるような役のオファーを受け続けたいですね。20代と30代では、演じる役のイメージが大きく変わってきますよね。だから20代のステージから足を離してしまうと、そこにはもう戻れない。30代の役を演じることはこの先でもできることだから、ギリギリまで20代の役を演じ続けたいし、そう簡単には離したくないなと思っています。

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