グループ卒業を表明しているNMB48のキャプテン、山本彩(25)が27日、
大阪府吹田市の万博記念公園・東の広場で卒業コンサート「SAYAKA SONIC 〜さやか、ささやか、さよなら、さやか〜」を開催した。
NMB初の野外ライブには約3万人のファンが集結し、苦楽をともにした1期生の卒業メンバーも大集合。
大勢に見送られたさや姉は「自分に厳しく、みなさんを幸せにできるようにがんばります」と決意を新たにした。
卒業公演は11月4日に大阪市中央区のNMB48劇場で行われる。

スポットライトだった夕日も沈み、NMB最大の功労者の“卒業式”がもうすぐ終わる。
「アイドル山本彩」の雄姿を見に集まった3万人に伝えたかったこと…。NMB愛に満ちた言葉を連ねた。

「この8年間はNMB48にすべてをささげて生きてきました。
何かとNMBを天秤(てんびん)にかけてもNMB以上になるものは私にはなくて、NMB48が大好きで、大切で、なによりも守りたかった」

アンコール後、白いドレスに身を包み、静まりかえった会場に話しかけた。
NMB初の野外ライブは1人で約100メートルあるランウェイを無言で闊歩(かっぽ)する粋な演出からスタートすると、全力で駆け抜けた8年間をなぞるように、
デビュー曲「絶滅黒髪少女」やAKB48でセンターを務めた「365日の紙飛行機」、バンドメンバーをバックにソロ曲も披露した。

コンサート後半はキャプテンの門出を祝おうと、山田菜々(26)や渡辺美優紀(25)ら卒業生が大集合。
木下百花(21、現・百花)が登場した「プライオリティー」ではさや姉は太田夢莉(18)と熱いキスを交わし、会場をわかせた。

さらにアンコールでは、仕事で欠席の福本愛菜(25)を除く1期生24人が登場し、思い出の曲「三日月の背中」を現メンバー合わせ91人の大所帯で熱唱。
「なかなか全員で集まるというのも難しいから、もう会われへんと思っていた。懐かしい。
あっ、お母さんもいるやん」とママとなった岸野里香(24)と松田栞(23)を指し、時の早さを実感した。

36曲を歌い踊り、途中で涙ぐみながらも終始笑顔を振りまいたさや姉。
締めにさしかかろうとしたとき、吉田朱里(22)から「卒業撤回してもええねんで〜」と涙ながらに懇願されたが、
「うれしいけど…。やめる」とキッパリ。「私も甘えずにがんばるのでNMB48をもっと大きくしてください」と後輩にエールを送った。

「卒業する私がNMBを担うみんなの道しるべになれるようにもっともっと精進して、自分に厳しく、みなさんを幸せにできるようにがんばります」

NMBのシンボルは「さやかコール」を背に、万博に作られた大階段へ消えていった。
11月4日に卒業公演を行い、シンガー・ソングライターとして第2の人生が始まる。

山本彩(やまもと・さやか)

1993(平成5)年7月14日生まれ、25歳。大阪府出身。
2010年10月にNMB48第1期生オーディション合格、キャプテンに就任。
14年2月から16年5月までAKB48チームKと兼任。16年10月にソロデビュー。
AKB選抜総選挙の最高位は16年の4位。愛称は「さや姉」。1メートル55、血液型B。

http://news.livedoor.com/article/detail/15509278/
2018年10月28日 5時24分 サンケイスポーツ

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