DCコミックの人気キャラクター、フラッシュを主人公にしたスピンオフ映画のクランクインが延期となったと、米バラエティが報じている。

 フラッシュは超高速で走ることができるスーパーヒーローで、テレビドラマ「THE FLASH/フラッシュ」ではグラント・ガスティン、DCのスーパーヒーローが結集した映画「ジャスティス・リーグ」ではエズラ・ミラーが演じていた。

DC映画を手がける米ワーナー・ブラザースは、ミラー演じる「フラッシュ」の単独映画を企画し、2019年3月のクランクインを目指していたが、脚本の遅れから延期となる公算が高いという。ミラーは同じワーナーが手がける「ファンタスティック・ビースト3(仮題)」の撮影に19年7月から参加するため、「フラッシュ」のクランクインは早くても19年末にずれこむ見込みだ。

 スピンオフ版「フラッシュ」に関しては、「スパイダーマン:ホームカミング」の脚本を執筆したジョン・フランシス・デイリーとジョナサン・ゴールドスタインが監督をする予定だったが、その後、「DOPE ドープ!!」のリック・ファムイーワ監督に交代。
しかし、ファムイーワ監督もクリエイティブ面での相違を理由に降板。現在は監督不在の状態となっている。

 なお、ワーナーはDCコミック原作映画のアプローチを再検討しており、ベン・アフレック版「バットマン」、ヘンリー・カビル版「スーパーマン」の製作を中止。その一方で、ジェイソン・モモア主演の「アクアマン」(ジェームズ・ワン監督)、「ワンダーウーマン」の続編「ワンダーウーマン1984」、「スーサイド・スクワッド」のスピンオフ「Bird of Prey(原題)」、ホアキン・フェニックス主演の「ジョーカー」などの製作を進めている。

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