【野球】物理学に精通した現役MLB投手が理想のボールを投げるために考えていることとは?[10/14]
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MLBのクリーブランド・インディアンスに所属するトレバー・バウアー投手は、2015年シーズンから2018年のシーズンまで4年連続で規定投球回&2ケタ勝利を達成しているMLB屈指の先発投手です。バウアー投手はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)在籍時には工学を専攻し、物理学に関する知識を豊富に有しているとのことで、自身の投球にも物理学の知識を応用してさまざまな試行錯誤を加えているそうです。
The physics of throwing a perfect baseball pitch | Popular Science
https://www.popsci.com/physics-of-pitching
いい投手と悪い投手を分けるのは、その投球です。フォーシーム・ツーシーム・スライダー・カッター・ナックルボールなど、投手はさまざまな球種で打者を手玉に取ります。投手はそれぞれの球種で他の球種と違う動きを実現するために、ボールにさまざまな回転をかけて投げ分けます。
投手はホームプレートの近くでボールを変化させて打者に思うようなバッティングをさせないために、ボールの握りやリリースのタイミングを調整します。バウアー投手によれば、野球の投球に関して科学や物理学の知識が非常に役立つとのこと。「MLBに在籍するほとんどの投手は投球に際して物理的なことを考えているわけではないが、回転するボールが引き起こす周囲の空気の流れが、バッターにボールを空振りさせるために重要です」と、バウアー投手は語りました。
バウアー投手は直感や経験によって流体力学的な動きを操るのではなく、しっかりと理論を学習した上で自らのピッチングに生かそうとしています。2018年のシーズンを迎える前のオフに、バウアー投手はこれまでに投げたことのない、科学的に根拠のあるスライダーの開発に取り組んだとのこと。
イリノイ大学の物理学教授を務めていたアラン・ネーサン氏は、「野球の投手は自身の投球を解析するために、非常にさまざまなツールを利用できます。投球に際して大きな役割を果たしているものには、ボールのスピード・回転数・回転軸といったものがあります」と語っています。ボールのスピードと回転は、ボールが空中を移動する軌跡に大きく作用します。ボールが回転すると周囲の空気が動き、ボールの片側に偏るとのこと。ボールの回転軸は回転数と密接に関わり合い、空気が偏る位置や量を決定します。
垂直軸上で左回りに回転するボールは、ボールが周囲の空気を右側に押し出します。その結果、ボールの左側の空気が減少して低圧になり、ボールは低圧になる左側へ向かって動くとバウアー氏は語ります。この回転するボールに作用する現象のことを「マグヌス効果」といい、投手が打者に向けて投げたボールは、マグヌス効果によって打者のもとに到達するまでに信じられないほどカーブするそうです。
しかし、全ての球種がボールを曲げるためにマグヌス効果を利用しているのではありません。「直球」ともいわれるフォーシームは、ボールを曲げようとする重力にマグヌス効果で対抗しているとのこと。リンチバーグ大学の物理学教授であるエリック・ゴフ氏は、「なるべく速いボールを投げたい時は、リリース時にあなたの指と手をボールの後ろに置いて下さい。そうすることでボールにバックスピンがかかります」と語りました。
バックスピンをボールにかけることでボールの上側の空気が低圧になり、マグヌス効果が上方向に働いてボールを下に引っ張る重力に逆らいます。バックスピンによって発生する上方向の力は、ボールの重量が4分の1軽くなるのと同程度の効果をもたらすそうで、「ボールがホップする」と打者が表現するボールはマグヌス効果によって生み出されます。
https://i.gzn.jp/img/2018/10/14/physics-throwing-perfect-baseball-pitch/00_m.jpg
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181014-physics-throwing-perfect-baseball-pitch/
続く) 続き)>>1
最もマグヌス効果の力が発揮されるのが、ボールにスピンをかけて軌道を変化させるカーブなどのブレーキングボールです。質のいいブレーキングボールはストライクゾーンの上辺に向かって飛んでくると思いきや、ググッと曲がって打者の膝元付近に食い込んできます。ゴフ氏は、「ブレーキングボールのリリース時から打者のもとに届くまでの落差のうち、4分の3が軌道の後ろ半分によって起こります」と述べています。投手はボールにトップスピンをかけることで下方向へのマグヌス効果が働き、重力と合わさって大きな落差をボールにもたらします。
一方で、あえてボールに回転をかけないようにすることで生み出される変化球もあります。ボールには縫い目があり、空中を移動するボールの周囲では縫い目によっても微細な空気の乱流が発生し、ボールの軌道をズラします。ナックルボールはわざとボールに回転をかけない球種で、回転ではなくボールの凹凸によって発生する乱流は、投手にすら予想できない軌道をボールにもたらすとのこと。誤ってボールに回転が加わってしまうと、打者にとって打ちやすいスローボールとなってしまう危険性があるため、「可能な限りボールを回転させないように、指でボールをはじき出すことが重要です」とゴフ氏は語りました。
バウアー投手は2017年のシーズン後、垂直方向にボールの回転によるマグヌス効果が働かず、水平方向から7インチ〜10インチ(約18cm〜27cm)ほど移動するスライダーを球種のレパートリーに入れようと決意しました。便宜上スライダーと読んでいるものの、「球種の名称は単に投手がそう呼んでいるというだけで、もはや古典的な球種の分類に意味はありません。現在では投手が投じたボールの軌道について詳細な分析が可能で、球種の名称に関係なく、どのボールがどのように変化したのかがわかります」とバウアー投手は述べています。
理想の変化を実現するための最適な回転軸を見つけるため、バウアー投手はボールの回転軸をプッシュピンで特定しました。その後、エンジニアの父親と協力して6時間ほど理想の握りを探し、やがてバウアー投手は狙った通りのマグヌス効果をボールに与えられる握りを見つけたとのこと。
しかし、その後バウアー投手はワシントン・ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手やトロント・ブルージェイズに所属するマーカス・ストローマン投手の投球ビデオを見ていた際、理想とするボールに近い変化の球種を投げていることに気がつきました。「私や父は物理的な理屈にこだわり過ぎるあまり、盲目的になっていました。ストラスバーグ投手やストローマン投手の握り方のほうが、私が産みだした握りよりも適切だったのです」とバウアー投手は述べ、彼らは物理的な発想からではなく、長年の経験から同様の球種を編み出したのだとしています。
新たに編み出した球種を春のトレーニング期間中に磨きました。「新たな球種の手応えに、私はとても勇気づけられました」とバウアー投手は語りましたが、なんとシーズン開幕後2週間の間に、せっかくつかんでいた新球種の手応えをすっかり失ってしまったとのこと。
バウアー投手によれば、新たに習得した球種がまた投げられなくなってしまうことはよくあることだそうです。「球種を本当に習得するには、一度その感覚を失うことも必要です。一度失ったものをもう一度復活させることができれば、それで本当にその球種をマスターしたということになります」とバウアー投手は語っています。
シーズン最初の1カ月、バウアー投手は失った球種なしでの投球を余儀なくされました。その間も失った感覚を取り戻すために、似た球種を投げる他の投手のスロー映像を繰り返しチェックして、自分の投球映像とどこが違うのかを突き止めようとしたそうです。その結果、「ボールが最適なタイミングよりもほんの少し長く手に握られたままであるため、理想とする水平方向への変化が得られていない」という事実に気がつきました。
「握りをわずかに変えることで、ほんの少しリリースを早くしたり遅くしたりすることができます」とバウアー投手は述べ、わずか2ミリ秒(0.002秒)早くリリースするため、実際にそれまでの握りよりも親指の位置を低く修正したとのこと。この改善によって新球種はバウアー投手が理想とする変化をするようになったそうです。
「投球に関する物理現象を理解することで、投球のある時点でどのようなことが発生しているのかが突き止められます。これにより、私は細かな要素を調節することで投球について修正することができるのです」とバウアー投手は述べました。
https://i.gzn.jp/img/2018/10/14/physics-throwing-perfect-baseball-pitch/00_m.jpg
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181014-physics-throwing-perfect-baseball-pitch/ あの日ドローン飛ばさなければワールドチャンピオンになってたかも 漫画だと主人公チームに惜敗
翌年は新規ライバルチームに惨敗するタイプ 研究すればするほど過去の名投手の感覚が正しかったとわかったりするもんだけどね。 >いい投手と悪い投手を分けるのは、その投球です
知ってた 変人
ドローンで負傷バウアー、出血止まらず1回途中降板 - MLB : 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/1725864.html
ツイッター大好きT・バウアー、今度はアストロズのボールを標的に | Sporting News
https://www.sportingnews.com/jp/mlb/news/ツイッター大好きtバウアー今度はアストロズのボールを標的に/1tm34j5y7tiq11p2f2u3lqpgbu
お騒がせT・バウアー「MLBは、粘着力がある物質を全面的に認めるべき」 | Sporting News
https://www.sportingnews.com/jp/mlb/news/お騒がせtバウアーmlbは粘着力がある物質を全面的に認めるべき/aq171x5f3a1x118lr2pz3069u ヒッグス粒子の影響を受けないように投げられれば、時速1000km/h位は
余裕で出せるから頑張れ。w こういう学科にいたってだけでそれを活かせる程の頭の中身が本当にあるのかって話だけどな 日本のスポ根脳筋ゴリラどもに彼の爪の垢煎じて飲ませたいね
考えれば必ず成功するわけではないことは当然だが、日本スポーツ界の中でも特にNPBは統計データや科学的論拠に基づいた起用法やトレーニングを軽視しすぎ 相対性理論と量子力学を駆使したら
とんでもない魔球が投げられることだろう 京都の田舎公立高校卒の野村克也がインテリ扱いの日本プロ野球
ダメだ・・・もう我慢の限界・・・
もうね、物理学をやってる自分には馬鹿馬鹿しくて観てられないのね・・・
文系とか高卒の人達には楽しめるかも知れないけど、自分は無理・・・
っつーことで退散しますわw あとは文系の諸君だけでやってくれやノシ 物理学学んで150キロ超えるスピードあるのに
通用しない投手もいる >>16
高校を飛び級で卒業してる
間違いなく秀才 間違いなく頭良いし野球も凄い(今年アメリカンリーグ防御率2位)けど
間違いなく変人
>"I didn't have any friends in high school. I didn't have any friends in grade school," Bauer said last Friday.
Bauer's out-of-the-box mentality on life, baseball
https://www.mlb.com/news/indians-trevor-bauer-adopts-unique-mentality/c-270947846 中学時代、最速120キロ
高校で145キロまで上げないとプロから声がかからないため
個人コーチに多数接触、合ったコーチと契約し、
遠投を重ねる、重いボールを投げる等、工夫を重ね、
150キロまで球速アップに成功
自分の投球分析のた70万円の高感度高速カメラを
自費購入、自分で直接雇ったコーチと作戦を立ててる。 カーブがどうしても投げられません。だれも簡単にコツを教えられる人がいない現代 時々いるんだよな
物理に詳しくないのに“物理的にボールが落ちることはありえない”とかいう奴 >>21
昔は野球経験なくてもコーチできる物理の先生とかいたものだけれど、あなたはダメな人みたいですね。残念ですね。 >>30
中指だけ縫い目にかけて、手の甲を外側に向ける、リリースの直前に少し手首を内側に曲げて親指と人差し指の間から上方向にすっぽ抜く。
その時中指を下というか手前に引っ掻く感じにすると、よりスピンが掛かる。
もうひとつは、中指と親指を平行に縫い目に掛けて、うえに書いた抜く動作の時に中指と親指で所謂指パッチンをする。親指を上に立てるような動きをさせて、しっかりスピンを掛け、ボールが親指を乗り越えるような感覚で捻り抜く。
共にリリース後に手首と肘をキチンと内旋させないと怪我する。
こんな感じでいいか? バウアーの握り
本人による実演解説
参考にはならないがバウアーの表情が面白い
Trevor Bauer's pitch grips
https://youtu.be/aP4L0JOyLps
シャーザーの握り
本人による実演解説
2分50秒からカーブ
Behind the Seams: Max Scherzer demonstrates how he throws each of his pi...
https://youtu.be/V67rzdPZEQI
バーランダーの握り
本人による実演
23秒あたりでカーブ
Justin Verlander's Pitch Grips
https://youtu.be/xXZn_GK0eTM バウアー頭いいけど変人だよな
ドローンいじって手を怪我して登板回避したり
マウンドに9.11と書いたり まあお前らバスケに疎いから知らんだろうけど、今年渡邊雄太、来年八村塁がNBA入る。
八村塁に至ってはドラフト指名確実と言われてる。 そして、NBAも大注目の田中力は高校から神童しか入れないNBAアカデミーに特別奨学生として入学。
bリーグ も着実に人気上がってるし、女子バスケは五輪でのメダル候補。2020年東京五輪には3on3が追加競技。世界的スターのレブロン、カリーの最強アメリカ来日。 パラリンピックでの車イスバスケは一番人気。
沖縄では、圧倒的人気の琉球キングスのホーム地でもあり日本初の1万人ビッグアリーナ完成、そして世界の猛者達が集結するバスケW杯開催。
スラムダンクもバスケ人気再炎にあやかって、新装再編版発売で爆売れ。
もう若者に傲慢野球よりバスケの方が人気になってるよ 理系の頭の良さだったら、元レッドソックスのブレスローが超高学歴だったんだよな。投手としては中継ぎ止まりだったが。 古典力学は何故か面白い
現実世界と直結してるからかな UCLAは文武両道のイメージ強いな
ロックバンドのドアーズもここ出身だし 量子論的にはバットに当たったボールが反発せずにすり抜ける可能性もある
確率は限りなくゼロに近いけどまったくゼロではない >>45
だが、物理学(流体力学)の知識があれば、実験の積み重ねで、知識のない投手よりも撃たれにくい変化球を投げられる確率が上がるのでは? >>1
根尾くん「僕は選択科目で物理を取るべきでしょうか?」 張本「そんなこと言ってる暇があったらねえ、もっと走んなきゃ」 かつてのブレーブスの三本柱も超頭良さそうだったな スモルツグラビンマダックス >>48
東大の投手が打たれまくってるじゃねーかw >>9
多分誤訳かな
投げ方とかそっちの方の解釈が正しい >>53
あれは法学部だからなあ
法律が野球にいきるかな? >>17
トレーニングに関していえばアメリカでも筋トレ派、柔軟派それぞれ割れてる
日本ではNPBが一番金掛かってるよ
サッカーならいわきFCかな SFFがジャイロ回転によって変化してるって球辞苑でやってたのは勉強になった >>1
>なるべく速いボールを投げたい時は、リリース時にあなたの指と手をボールの後ろに置いて下さい。
投げる時の指と手は、ボールの後ろに決まってるだろ
このコメントだけだと、具体的にどう投げればいいのかわからん 学士程度の学歴で物理学に精通したなんて笑えるなw
院行ってPh.d取らないと相手にされんわ >>158
アメリカの大学入試は全部AOで事実上のスポーツ推薦もあるんだが?
スポーツ優遇がないのはMITやカルテックとアイビーの大学
スタンフォードやUCLAはスポーツの実績優遇で優秀な学生を獲得してる
だから五輪メダリストを一つの大学だけで量産できる
陸上のサニーブラウンもフロリダ大学に入学したけどまともに受けたら全米でも有数の難関校なのにな
スポーツのお陰で入学できた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています