● 中日 2 − 3 阪神 ○
<25回戦・ナゴヤドーム>

 中日の岩瀬仁紀投手と荒木雅博内野手が引退セレモニーを行い、涙でファンに別れを告げた。

 岩瀬は2−2の9回に登板。二死三塁の場面で同期入団の阪神・福留を三振に仕留め、通算登板数を前人未踏の1002試合に伸ばした。

 試合後のセレモニーでは、「最後まで残ってくれた(福留)孝介、(藤川)球児、(高橋)聡文、ありがとう」と、かつての同僚やライバルに感謝。
特に同期入団の福留については「普段から仲良くしてきた。先に辞めるのはつらいが、本当にありがとう」と涙を浮かべた。

「20年間、苦しい時もあったが、いま思えばあっと言う間」と振り返り、歴代の指揮官たちに感謝しながら、「僕を守護神として使っていただき、
本当にありがとうございました。精神的に強くない自分でしたが、9回というポジションを必死に守ってきました」と回顧。「これからは若い子たちに、
安心して見ていられるようなピッチングをしてほしい」と、指導者としての意欲も口にした。

 対戦相手が阪神だったこともあり、「僕はおどおどしていて、甲子園のヤジは怖かったです」と笑わせた。そして、「弱い僕の背中を押してくれて、
本当にありがとうございました」と、力をくれた竜党には涙声で感謝した。

 胴上げには福留、藤川、高橋も加わり、思い出が詰まったマウンドで宙に舞った。最後は荒木とともに笑顔で場内を一周。中日ファンだけでなく
阪神ファンからも、労いの言葉が降り注いだ。

BASEBALL KING

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