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2018年9月27日 16時57分

大リーグで日本選手2人目となるノーヒットノーランを達成し、今シーズン限りでのマリナーズ退団を発表した岩隈久志投手が26日、イチロー選手を相手に始球式を行い本拠地のファンに別れを告げました。

岩隈投手は去年9月に右肩の手術を受けて、今シーズンはマリナーズとマイナー契約を結び復帰を目指していましたが、昇格を果たすことなく今シーズン限りでの退団を発表し日本球界への復帰を目指す意向を示しています。

マリナーズは岩隈投手の活躍を高く評価しファンとのお別れの場として26日に本拠地シアトルのセーフコ・フィールドで岩隈投手の始球式を企画しました。

始球式の前には大型スクリーンに、2015年8月のオリオールズ戦で日本選手で2人目となるノーヒットノーランを達成した瞬間の映像が流され、岩隈投手も見入っていました。

そして、岩隈投手が背番号「18」のユニフォーム姿でマウンドに向かうと、ファンが立ち上がって迎えキャッチャー役には予告されていなかったイチロー選手が登場しました。

岩隈投手は驚きの表情を浮かべながらもイチロー選手を相手にボールを投げ込みました。

始球式の後、イチロー選手が岩隈投手に歩み寄って「お疲れさま」とねぎらいのことばをかけ、スタンドからは大きな拍手が送られていました。

岩隈投手は「感謝の思いでいっぱいで、その気持ちで1球投げました。アメリカでの経験は最高の財産になったと思います」と話していました。