今これほど注目を浴びているアイドルはいない。アイドルグループ、欅坂(けやきざか)46で不動のセンターを務める平手友梨奈さん(17)。
初主演で初主演の映画「響―HIBIKI―」で天才女子高生作家を演じ、人気沸騰中だ。

アイドル評論家の中森明夫さんにアイドル史をひもときながら、平手さんの魅力を語ってもらった。

にっこりと笑うタイプではなくて、憂いを含んでいる。どこか懐かしく、ミステリアスな雰囲気は山口百恵さんを彷彿(ほうふつ)させます。

アイドル史を見ると、1970年代は百恵さん、南沙織さん、80年代は松田聖子さん、
小泉今日子さんと、ソロの全盛でしたが、現在のアイドルの特徴はグループです。

AKBグループは、誰をセンターにするかプロデューサーが決めるのみではなく、選挙形式をも導入して人気の基準を作っているように見えます。
そんな中、彼女はセンターを務め続けている唯一無二の存在です。

日本武道館のライブが、平手さんがけがをしたことで、関連グループの公演に差し替えとなったことは象徴的な出来事でした。
https://www.asahi.com/articles/ASL9N3583L9NUCVL001.html?iref=pc_extlink