女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン最終日(23日、東京・アリーナ立川立飛)シングルス決勝で、全米オープンを初制覇した世界ランキング7位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、第4シードで世界8位のカロリナ・プリスコバ(26)=チェコ=に4−6、4−6で敗れ、日本勢として1995年大会覇者の伊達公子以来、23年ぶりの優勝はならなかった。

 日本での凱旋大会で我慢強いテニスは見せられなかった。スタンドを埋めた観客からの期待を一心に背負った大坂は、今大会4試合目で初めてセットを落とした。過去1勝1敗だった元世界1位のプリスコバにストレート負けを喫し、全米オープンからの連勝は10でストップした。

 第1セットは第5ゲームでブレークを奪われ、2−3とリードを許すと、その後は追いつけないまま落とした。第2セットは第7ゲーム終了後、サーシャ・バインコーチからアドバイスを受けたが、第9ゲームをブレークされ万事休した。

 2年前は決勝でツアー初優勝を逃したが、18歳の挑戦者だった。今回は全米女王で立場が違う。日本の女子単で世界ツアー年間2勝を挙げたのは伊達公子と杉山愛の2人だけ。大坂は3月のBNPパリバ・オープン、全米を制したが、日本女子単初の年間3勝はお預けとなった。

 休む間もなく、次の戦いへ向かう。この日、中国・武漢で開幕した武漢オープンでは第7シードに入った。2回戦からの登場となり、2011年全米女王で世界ランキング67位のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)と世界40位の張帥(中国)の勝者と対戦する。
ツアー年間成績上位8人で争われる10月21日開幕のWTAツアー・ファイナル(シンガポール)出場へ、日本のエースが歩みを進める。

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