東京五輪の舞台ともなる、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで、
11日から開幕した、バドミントン・ワールドツアーSuper750、
ダイハツヨネックス・ジャパンオープンは16日、全種目の決勝が行われた。
 
【男子シングルスMS】
〇桃田賢斗(NTT東日本、4位)
 21-14 21-11
●コシット・フェトラダブ(タイ、26位)
 
 桃田が圧勝した。ジャパンOPでの日本男子の優勝は初。
同じ24歳同士。相手は初戦でシーユチ(2位)を破って勢いがあったが、
桃田の守備力の高さに、フェトラタブの攻撃は決まらず、
2ゲームとも中盤以降はリードし、主導権を握った。
 
【女子シングルスWS】
●奥原希望(日本ユニシス、8位)
 19-21 21-17 11-21
〇キャロリナ・マリーン(スペイン、6位)
 
 フルセットまで粘ったが、最後はマリーンが上回った。
スピードのあるマリーンのスマッシュに苦しみ、ミスも出て突き崩せなかった。

【男子ダブルスMD】
〇ギデオン/スカムルジョ(インドネシア、1位)
 21-11 21-13
●リ・ジュンフイ/リウ・ユチェン(中国、2位)
 
 やはりトップペアが圧倒した。
ギデスカはこの大会連覇。既に10万ポイント越えしており、独走体制がさらに磐石に。
 
【女子ダブルスWD】
〇福島由紀/廣田彩花(岐阜トリッキーパンダーズ、1位)
 21-15 21-12
●チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、2位)
 フクヒロが快勝。アジア大会では団体戦で勝利、個人戦で敗退していたが、
これで通算対戦成績も五分五分。
フットワークと守備力、コンビネーションで上回った。
 
【ミックスダブルスXD】
〇ツェン・シーウェイ/ファン・ヤチョン(中国、1位)
 21-19 21-8 
●ワン・イリュー/ファン・ドンピン(中国、2位)
 
 トップペアが勝利。これで10万ポイント越えすると思われ、
一時期のタカマツペア並みの独走状態に。 

《今大会は、日本勢の有力選手が早々に敗れるケースも多く、
参加選手数の割には、苦戦した印象を残した。
結果的には、2種目で優勝、準優勝1種目と、まずまずではあったが。
 
総じて、会場の風には対応しやすいものの、
「シャトルが飛ばない」と言う評が多く、守備にはいいが、攻撃が決まりにくく、
クリア中心の長いラリーになる試合もあった。
 
また、週末は盛況だったが、平日の会場はやはり空席が目立ち、
国内随一の国際大会、Super750ランクに上がった大会としては、一般への浸透はまだまだか。
 
メディア放送も、国内戦で比較的自由が効くにも関わらず、
決勝や準決勝で生中継ナシなど、力の入り具合は中途半端だった。
 
なお、18日からは、Super1000のチャイナオープンが開幕。
翌週にはSuper500のコリアオープンと、選手にはまだまだ大きな試合が続く。》

 
【朝日新聞】
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL9J3SL8L9JUTQP01J.html
【ライブドアニュース】
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15314030/