北海道コンサドーレ札幌が、10月に北海道胆振東部地震の被災地でボランティア活動をすることが、14日までに決まった。同月5日
のアウェー・横浜M戦後に、被害の大きい厚真町(震度7)やむかわ町(震度6強)などに全選手が行き、復興支援の一助となる。
 
 全力で復旧を後押しする。6日の地震発生直後から、クラブはどのような支援をするのが最適かを、日々模索してきた。今日15日にア
ウェーで川崎と戦った後、17日に訪問する計画も早期に挙がったが、町の状況を完全に把握するため、いったん先送りに。12日にクラ
ブスタッフが現地を訪れて協議した結果、横浜M戦後に実施することとなった。

 野々村芳和社長(46)は「避難所を回る、交流する、とかだけで終わる気はない。選手には『行くからには1日汗を流してこい』と伝えた
」と方針を示した。その言葉通り、当日は丸一日滞在し、「一人のボランティアスタッフ」として活動する。実施日についても、野々村社長
は「見せるためにやる訳ではない」と、公表はしない予定。コンサドーレの看板は捨て、「一道民」として作業に当たる。

 14日にはクラブが義援金受付口座を開設し、川崎戦での支援活動にも参加するなど、動いている札幌。単発ではなく、長期的な支援
を視野に入れ、10月はまず、全員で現地に赴く。


報知:
https://www.hochi.co.jp/soccer/national/20180914-OHT1T50234.html