◇セ・リーグ 広島4―0DeNA(2018年9月13日 マツダ)

広島・鈴木誠也外野手(24)は13日のDeNA戦の3回、自身シーズン最多に並ぶ29号2ランを放って連勝に貢献した。
中5日で先発した野村祐輔投手(29)は6回無失点で今季7勝目。
優勝へのマジックナンバーは1つ減らして「6」とし、リーグ3連覇へまた近づいた。

ぶつかった壁を乗り越え、成長しながら鈴木は今季29本のアーチを積み重ねた。
1―0の3回1死一塁。3ボールから飯塚の真ん中フォークボールを左翼席へ放り込んだ。

「最近チャンスで打っていない。だから、その前のチャンスで打ちたかった」

口をついたのは反省。初回2死二塁で、二飛に倒れて先制機を逃していた。
それでも、凡打を無駄にはしなかった。「1打席目はクイックで差し込まれたので、そこは修正できた」。
2打席目からノーステップに変更。さすがの修正力で、プロ通算90本目で初めてのカウント3―0からのアーチだった。

チームは前日まで3年ぶりの6連敗。鈴木もその間は打率・204、5安打、3打点と苦しんだ。

「今はチームに余裕がある中で出た一本。連敗をしているときに、自分が打って流れを変えたかった。
昨日もこじ開けたのは(決勝打を打った)丸さん。4番としての仕事ができていない…」

だからこそ、29号という自身にとって節目にも「今は本当に優勝するために頑張っている」と関心を示さなかった。

短期決戦よりも「一番はリーグ優勝がしたい」とこだわるが、今季に限っては特別な感情がある。
「今年は新井さんの引退がある。だから、新井さんのために日本一になりたいんです」。
新井から引き継いだ4番。「いつか新井さんみたいに頼られる4番になりたい」と心に誓っている。

復調への兆しを感じさせる一発に、緒方監督も
「しっかりと一振りで決めてくれた。誠也の素晴らしい一発だった」とうなずいた。小休止も終わり、連勝して優勝マジックは「6」
鈴木の上昇と同時に、リーグ3連覇への再加速が始まった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000018-spnannex-base
9/14(金) 6:00配信

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成績

【広島】鈴木誠也 第29号 2ランホームラン!
https://www.youtube.com/watch?v=2E4EWbH2GzQ