驚くべきはその本塁打ペースだ。打数を本塁打数で割った「本塁打率」を見ていくと、大谷はここまで251打数で19本塁打を記録しており、13.21となる。一方、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏は1年目の2003年が623打数16本塁打で38.93、キャリア最多の31本塁打(584打数)を放った2004年は18.83、また本塁打率がキャリア最高だった2009年は16.28(456打数28本塁打)だった。城島氏はマリナーズ時代の1年目がキャリア最高で28.11(506打数18本塁打)。大谷は両者を大きく凌駕している。

 今季のメジャーの打者と比較しても見劣りしない。現時点で275打席以上に立っている選手の本塁打率をランキングにしてみると、チームメートのスター選手、マイク・トラウトの13.19(409打席31本塁打)に次いで7位につけている。上位には現在メジャートップの40発を放っているクリス・デービス(アスレチックス)が2位(12.57)、39発のJ・D・マルティネス(レッドソックス)が3位(13.07)と強打者がズラリ。また大谷は昨季の本塁打王アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の14.30(372打数26本塁打)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)の16.48(544打数33本塁打)を上回っており、その凄さがわかる。

 右肘靭帯の損傷に見舞われながらもここ3試合で4本塁打7打点と大暴れしている大谷。後半戦の本塁打率は9.9とさらにペースアップしている。残り21試合でどこまで本塁打を伸ばすのか。その活躍は現地でも大きな注目を浴びている。

Full-Count編集部
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180908-00199122-fullcount-base

【MLB】イチロー「大谷は打者に専念すべき」 247打席で18本の驚異的ペース OPS.946は規定不足もMLB7位相当
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1536311977/